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明確な意志表現から丁寧な提案まで:Will と Shall の違いを解説 (shall編)

どうも、いちあるです。

本日は前回に引き続き後半戦の「shall編」についてお送りいたします。

まだ、「will」編を読んでいない方もいらっしゃると思いますのでその場合は以下を参照してください。

明確な意志表現から丁寧な提案まで:Will と Shall の違いを解説 (will編)今日は、willとshallのそれぞれの用法とその違いについて説明をしていこうと思います。私は機械系のエンジニアなのですが、グローバルから展開される資料はすべて英語。仕事上、それらを理解しないと仕事にならないので日々読んではいるのですが、その中で使われる表現に「shall」がよく使われています。「shall」=「○○するものとする(少し硬いイメージ)」というイメージしかないのが正直なところです。実際はどうなのか?「will」の使い方と交えながら今日は解説をしていきたいと思います。少し長くなりますので、本日は「will」編として説明をしていきます。...

前置きはすでに話しておりますので早速解説に移りたいと思います。

 

将来の意志や予測を表す

「will」と同様、「shall」も将来の意志や予測を表す場合に使われます。

 

  • I shall meet you at the station tomorrow.
    (明日、駅で君に会うつもりだ)
  • We shall overcome this challenge together.
    (我々は一緒にこの課題を乗り越えるだろう)

 

ただし、この「shall」は「will」と異なり使う上では少し注意が必要です。

 

Shallは主に第一人称(I や we)で使われる

一般的に、Shallは主に第一人称(I や we)の提案や約束に使われます。つまりは、he,she,it,you,theyなどでは使われることはありません。

 They shall inherit the family business in the future.
(彼らは将来、家族のビジネスを相続することになるだろう)

 

Shallは古風な言い回し

Shallは古風な言い回しで、日常会話ではあまり使われません。

契約書や、かしこまった文書では「○○するものとする」という硬い表現で用いられることがおおいです。

  • The contractor shall complete the construction work within the specified timeframe.
    (請負業者は指定された期間内に工事を完了するものとする)
  • The parties shall resolve any disputes arising from this agreement through arbitration.
    (当事者はこの契約から生じる紛争を仲裁によって解決するものとする)

通常、日常会派では「shall」より「will」が使われることが多いです。

 

○○しましょうか??で使われる「shall」

主に、「○○しましょうか?」を表現する場合に使われます。

 

  • Shall I assist you with your luggage?
    (荷物をお持ちしましょうか?)
  • Shall I prepare some tea for you?
    (お茶を入れましょうか?)
  • Shall I help you with your homework?
    (宿題を手伝いましょうか?)

 

しかし、これらも実用的な日常会話ではほとんど使われていないそうで、別の言い回しをするケースが多いようです。

日常会話では「shall」の代わりに、「Do you want me to ~」、「Would you like me to ~」などを用いて表現するようです。

 

より丁寧な場面では「Would you like me to ~」を使います。

shallを使った場合 Do you want me toを使った場合 Would you like me toを使った場合 和訳
口語てきでない 口語的かつ日常会話 口語的かつより丁寧
Shall I assist you with your luggage? Do you want me to assist you with your luggage? Would you like me to assist you with your luggage? 荷物をお持ちしましょうか?
Shall I prepare some tea for you? Do you want me to prepare some tea for you? Would you like me to prepare some tea for you? お茶を入れましょうか?
Shall I help you with your homework? Do you want me to help you with your homework? Would you like me to help you with your homework? 宿題を手伝いましょうか?
Shall I make a reservation for dinner? Do you want me to make a reservation for dinner? Would you like me to make a reservation for dinner? 夕食の予約をしましょうか?
Shall I call a taxi for you? Do you want me to call a taxi for you? Would you like me to call a taxi for you? タクシーを呼

 

○○しませんか??で使われる「shall」

「○○しませんか?」と、誰かにモノを提案するときに「shall」が使われます。

「Shall we ○○?」とう文型を取ります。

 

  • Shall we grab a cup of coffee together?
    (一緒にコーヒーを飲みに行きましょうか?)
  • Shall we start our meeting now?
    (今から会議を始めましょうか?)
  • Shall we watch a movie this evening?
    (今夜、映画を見ましょうか?)

 

やはり、こちらも同様であまり現在では日常会話では使われることは少ないようです。

少し気取った言い回しに近く、日常会話には古臭い印象があるためかもしれませんね…。

 

では代わりに何が使われるかというと「Let’s ~」か「Why don’t we ~」が使われます。

 

例文を載せておきます。

shallを使った場合 Let’sを使った場合 Why don’t weを使った場合 和訳
Shall we go for a walk in the park? Let’s go for a walk in the park. Why don’t we go for a walk in the park? 公園を散歩しませんか?
Shall we grab a cup of coffee together? Let’s grab a cup of coffee together. Why don’t we grab a cup of coffee together? 一緒にコーヒーを飲みませんか?
Shall we start our meeting now? Let’s start our meeting now. Why don’t we start our meeting now? 今から会議を始めませんか?

 

まとめ

大変お疲れさまでした。

本日のまとめです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた!

ABOUT ME
ichiaru
30代中盤より英語学習を始め、TOEICスコアを350→825に向上。2000回以上の英会話レッスンを経て英会話力を習得し、外資系企業に転職。現在もさらなる英会話力向上を目指しています。ブログでは、いままでの学習経験をもとに英語の勉強法などを発信中。