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推量の基本:mayとmightの使い分けを理解しよう part2

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どうも、いちあるです。

本実は「may」と「might」の第二弾。

まだ、part1を読まれていない方は以下を読んでから戻ってきていただけると、さらに理解が進みます。

それでは早速解説をしていきたいと思います。

未来を予測する「may」と「might」

「may」や「might」は、未来を予測するために使用されるよりも、推量や可能性を示すために使用されることが一般的ですが、特定の文脈や文の構造においては、一定の条件下で未来の事象を予測することができます。

主に以下のような使い方がされます。

  • If you study hard, you may pass the exam.
    (一生懸命勉強すれば、試験に合格するかもしれません。)
  • With the current trends, he may become the top scorer in the league.
    (現在のトレンドでは、彼はリーグでトップスコアラーになる可能性があります。)
  • If it keeps raining like this, the streets might flood tomorrow.
    (このまま雨が降り続ければ、明日道路が浸水するかもしれません。)

また、「may」や「might」は、未来の事象が実現する可能性を提案する際に使用されます。これは、「be going to」に似た表現となる場合もあるが、「may」、「might」の場合、ある程度の予測が行われるが、結果が確実ではない場合に使われます。

表はスライドできます>>>
“may”和訳“be going to”和訳
If the weather clears up, we may go for a picnic in the park.天気が回復すれば、公園でピクニックに行くかもしれません。If the weather clears up, we are going to go for a picnic in the park.天気が回復すれば、公園でピクニックに行く予定です。
If they offer a discount, we might consider buying the product.もし彼らが割引を提供したら、その製品を購入することを検討するかもしれません。If they offer a discount, we are going to consider buying the product.もし彼らが割引を提供したら、その製品を購入することを考慮する予定です。
If she decides to pursue further education, she may enroll in a master’s program.もし彼女がさらなる教育を追求することを決めたら、彼女は修士課程に入学するかもしれません。If she decides to pursue further education, she is going to enroll in a master’s program.もし彼女がさらなる教育を追求することを決めたら、彼女は修士課程に入学する予定です。
  • 「may」「might」→結果は確実ではない。
  • 「be going to」→結果はほぼ確実(予定として準備されている)

仮定法として使われる「might」

仮定的な表現を行う場合、一般的には「might」がより仮定的なニュアンスが強いため、通常「may」は使われません

要するに、「may」はより確実な結果や可能性を示す際に使われ、一方で「might」はより仮定的な状況や不確実性を表現する際に使われる傾向があります。

  • If I study more, I might pass the exam.
    (もっと勉強すれば、試験に合格できるかもしれない。)
  • If she leaves earlier, she might catch the train.
    (もし彼女がもっと早く出れば、電車に間に合うかもしれない。)
  • If they arrive on time, they might see the opening ceremony.
    (もし彼らが時間通りに到着すれば、開会式を見ることができるかもしれない。)

この文中で表現される「If ~」の節はいずれも現実はいまだ発生していない事実であるという前提のもとで「might」が使われています。

「may be going to」と「might be going to」

また、「may」と「might」は「be going to」を伴うことによって、未来の表現として使われることがありますが、やはりこの場合も「不確実」な未来に対する推量としての意味合いを持つことになります。

表はスライドできます>>>
“may”和訳“will”和訳
The team may be going to win the championship this year.今年、チームは優勝するかもしれません。The team will win the championship this year.今年、チームは優勝するでしょう。
She might be going to get a promotion at work soon.彼女は近いうちに仕事で昇進するかもしれません。She will get a promotion at work soon.彼女は近いうちに仕事で昇進するでしょう。
The price of gold may be going to increase in the coming months.金の価格は今後数か月で上がるかもしれません。The price of gold will increase in the coming months.金の価格は今後数か月で上がるでしょう。
“may” (「may be going」)和訳“will” (未来形の現在進行形)和訳
They may be going to move to a new city next year.彼らは来年、新しい都市に引っ越すかもしれません。They are moving to a new city next year.彼らは来年、新しい都市に引っ越します。
He may be going to start his own business in the near future.彼は近い将来、自分のビジネスを始めるかもしれません。He is starting his own business in the near future.彼は近い将来、自分のビジネスを始めいます。

助言として使われる「might as well」

「might as well」は、ある特定の行動や選択肢が他の選択肢と比較しよいものである場合に使われます。

具体的には、ある行動を取ることが他の選択肢よりも適切であるか場合に使われます。この表現は、提案や助言、または物事の結果を述べる際に使用されます。

「○○したほうがよさそうだ…」というようなニュアンスになります。

  • It’s raining outside, so we might as well stay indoors.
    (外が雨なので、屋内にいる方がいいかもしれません。)
  • There’s nothing else to do, so we might as well start working on the project.
    (他にすることがないので、プロジェクトの作業を始めるのが良いでしょう。)
  • Since we’re here early, we might as well grab a coffee before the meeting.
    (早く着いたので、会議前にコーヒーを飲んでみるのも良いかもしれません。)

また、「might as well」の代わりに「may as well」を使うこともありますが、二者の違いは「may as well」はより前向きな表現として使われます。

  • 「might as well」→「○○のほうがマシだ」
  • 「may as well」→「○○のほうがよい」(より前向き)

ただし、根本的な意味の違いはないので実際にはどちらを使っても問題ないようです。

まとめ

お疲れさまでした。

本日のまとめです。

mayとmaight
  • 一定の条件下で未来の事象を予測することができる。
  • 「may」、「might」の場合、ある程度の予測が行われるが、結果が確実ではない場合に使われる。
  • 仮定的な表現を行う場合、一般的には「might」がより仮定的なニュアンスが強いため、通常「may」は使われない。
  • 「be going to」を伴うことによって、未来の表現として使われる。やはりこの場合も「不確実」な未来に対する推量としての意味合いを持つ。
  • 「might as well」は、ある特定の行動や選択肢が他の選択肢と比較しよいものである場合に使われる。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた!!

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ABOUT ME
ichiaru
30代中盤より英語学習を始め、TOEICスコアを350→825に向上。2000回以上の英会話レッスンを経て英会話力を習得し、外資系企業に転職。現在もさらなる英会話力向上を目指しています。ブログでは、いままでの学習経験をもとに英語の勉強法などを発信中。