Car

初心者必見!!これだけ見ればタイヤの基礎がわかる!

初心者必見!!これだけ見ればタイヤの基礎がわかる!

 

車のことがわからない初心者のみなさま!朗報です。

  • タイヤの出費って意外に高くて…、だけどよくわからないから、ほとんどディーラやカー用品店の店員さんにまかせっきり。
  • だけど本当に正しい買い物をしているのか不安…

何となく、そんな思いをもたれている方多いのではないでしょうか。

自動車をお使いいただく上で大きな出費の原因である「タイヤ」について今日は学んでいきたいと思います。

これを見ていただければ、正しいタイヤ選び・交換時期の目安がわかるようになります。また最後にはタイヤ簡単なメンテナンスについてもお伝えしたいと思います。

そもそもタイヤってなに??

タイヤの重要性「走る・曲がる・止まる」とは?

まず初めに言っておきます。

タイヤは自動車の中でとても重要な部品の一つです。

重要度としてはかなり高いです。

それは自動車の基本性能を発揮させるための、「終着駅」のような働きをしているからです。

まず「走る」

自動車はエンジンを原動機として使用し、その動力をトランスミッションへ伝達。もろもろの動力装置を経由し最終的にタイヤに伝えます。

次に「曲がる」

運転手がハンドル(ステアリングホイールとも言います)をきると、ステアリングコラムを経てステアリングシャフト、ステアリングギヤ、タイロッドエンドを経てタイヤに伝えます。

最後に「止まる」

運転手がブレーキを踏むと、その踏力はブレーキのマスターシリンダを作用させ、ブレーキ液を動力伝達の媒体とし、ブレーキ装置本体を作動させ止まる力(制動力といいます)を発生させ、タイヤに伝えます。

はい!どうでしょうか?

タイヤがポンコツだと、動けない、曲がれない、止まれない…。

そう、車はタイヤがポンコツだとポンコツになってしまうのが理解できたと思います。

タイヤの種類

タイヤの種類には、私の知る限り以下の4種類があります。

  • バイアスタイヤ
  • ラジアルタイヤ
  • 応急タイヤ
  • ランフラットタイヤ

バイアスタイヤ

詳しくは書きません(初心者むけですので…)。

やわらかく衝撃を受け止めるため、乗り心地の良いタイヤです。タイヤの接地面内で移動するためラジアルタイヤに比べて摩耗しやすいです。

乗用車・商用車ともに現代ではほとんどお見かけしません。

ラジアルタイヤ

タイヤの荷重に対してたわみにくく、とても強いタイヤです。転がるときの抵抗(転がり抵抗)が小さいので減りにくいです。

世に出回っている車ようのタイヤはほとんどこのラジアルタイヤです。

応急タイヤ

テンポラリータイヤともいいますね!

タイヤがパンクしたときに使います。よくトランクなどに乗っかっています。

定期点検の時にかならず、空気圧を点検してもらうように言いましょう。実は普通のタイヤより小さいため少ない空気の漏れであっても空気圧が低下しやすいです(いざというとき使えないと意味がないですから…)。

規定圧力は4.2kg/cm2と一般のタイヤより高いケースが多いです。なお、臨界速度が低いため応急タイヤで高速道路は乗らないようにご注意ください。

ランフラットタイヤ

一言でいうとパンクしても走ることができるタイヤです。

補強ゴムの影響で、空気圧が「0」であっても、ある程度の走行が可能です。

最近の車はスペアタイヤを搭載せずにランフラットタイヤを装着しているケースが多いです(一般的なタイヤより割高です)。

タイヤに部位に対する呼び名

最低限以下の3つを覚えておけばいいでしょう。

トレッド

タイヤの路面と接する部分です。タイヤの円周方向のゴムの部分がトレッドですね。

サイドウォール

タイヤの横の部分ですね。サイドウォールにはタイヤの商品名や、サイズなどが必ず記載されていますので、タイヤを購入する際はかならずサイドウォールに書かれたサイズを選びましょう。

ビード

ホイールと接触する部分で、この箇所をホイールに密着させることでタイヤの空気を漏れなくしています。古いタイヤなどはこの箇所から空気が漏れる場合もあるため要注意です。

 

タイヤのサイズの選び方・見方

タイヤのサイドウォールを見てください。おそらく以下のような数字が表記されているはずです。

215/60 R15 89H

①215 / ②60  ③R ④15 ⑤89 ⑥H

  1. タイヤ(トレッド)の幅(単位はmm)
  2. 偏平比といいます。タイヤを横から見た時の、ホイール外周からタイヤ外周までの距離です(単位は%)。上記のタイヤであれば、215mmの60%なので、129mmということになります。
  3. ラジアルタイヤを表します
  4. タイヤの内径(単位はインチ)。つまりはホイールの外径。
  5. 荷重指数。指数が大きいほど大きな荷重に耐えられる。
  6. 速度記号(荷重指数に対応する荷重を加えた状態で、走行できる速度。

速度記号の代表例を以下に示しておきます。

B:⇒50km/h

C:⇒60km/h

D:⇒65km/h

E:⇒70km/h

F:⇒80km/h

G:⇒90km/h

 

J:⇒100km/h

K:⇒110km/h

L:⇒120km/h

M:⇒130km/h

N:⇒140km/h

P:⇒150km/h

Q:⇒160km/h

R:⇒170km/h

S:⇒180km/h

T:⇒190km/h

U:⇒200km/h

H:⇒210km/h

V:⇒240km/h

タイヤを選ぶ際に重要になってくるのは①、②、④が重要になってきます。
いま履かれているタイヤサイズと同じものを選べば問題ありません。

逆にそれ以外の数値はあまり気にすることはなくてよいでしょう。

タイヤの保守点検について

見るべき点検のポイント

基本的には6か月ごとの点検で大丈夫かと思います。見ていくポイントとすると以下の通りです。

空気圧

基本的な点検項目ですね。単位はkg/cm2や、kpaで示されたりする場合がほとんどです。運転席ドアを開けてもらうと、車体側にステッカーで規定値が貼ってあります。特に偏平比の小さなタイヤは空気の容積が小さいため、少しの空気の漏れでも空気圧が低くなってしまうため、こまめな点検が必要になってきます。

 

傷や異物

釘が刺さっていないか、トレッドがはがれていないか、サイドウォール部のベルトが切れていないかなどを点検します。サイドウォール部にコブのようなものができていた場合は、タイヤ内部のベルトに損傷がある可能性がありますので、交換が必要です。トレッド面に釘が刺さっている場合は、パンク修理で応急処置が可能です。サイドウォール部に釘が刺さっている場合は修理は不可のため交換となります。

 

摩耗

トレッド全体が均一に摩耗しているかを点検します。内側だけ摩耗したり、外側だけ摩耗したりする場合はホイールアライメントがずれている可能性があります。過去に事故等をしたのであれば、一度アライメントを測定してもらった方がいいかもしれません。また、タイヤの残り溝は1.6mm以下であると車検が通りません。

 

ひび割れ

ひび割れが多いということはタイヤが固くなっている証拠です。雨天などで滑りやすいため注意が必要です。また、あまりにひどいひび割れはバーストの危険を伴いますので、なるべく早めの交換をお願いします

筆者が経験したタイヤに関するトラブル

筆者が現役整備士時代に経験したトラブルを何点か紹介してみたいと思います。

タイヤのパンク

「Standard of タイヤのトラブル」ですね。

アルバイトも自動車関係であった筆者にとって、いくどとなくパンク修理をされたユーザを見てきました。

修理は結構簡単で、タイヤ内部にあるコードという金属線の向きを整えてパンク修理剤を押し込むだけ。¥2,000くらいですかね。

一応、応急処置としてうたわれておりますが、よほどひどいパンクでなければそのまま使用可能です。

ただし注意しなければならないパンクは以下の3点

  1. タイヤとホイールの接触部(ビード部)からの空気漏れ
  2. タイヤサイドウォール部からのパンク
  3. 損傷状態のひどいパンク

①は、パンクというより歪んだホイールにタイヤを組付けた時に起きやすいです。タイヤとホイールの位相を変えてあげるとよくなる場合もありますが、あまりにひどい場合はホイールの交換(タイヤに損傷があればタイヤの交換)が必要になります。

②は、いたずらでやられてしまうケースが多いです。サイドウォール部は強度が非常に弱いため修理ができません。タイヤの交換をしましょう。

③クギを踏んだ程度のパンクであれば問題ないですが、ガラスや刃物などで切られてしまったようなパンクの修理はできません。同じくタイヤを交換しましょう。

タイヤの編摩耗

「片べり」というやつですね。

一般的にスポーツカーはタイヤの内側が減りやすいです(理由は別記事で紹介していこうと思います。

バンやトラックなどは外べり傾向があります。

車高を下げたり、事故などもしていないのに、左右のタイヤとも同じ減り方をしているようであれば正常であるケースがほとんどです。

よく、ホイールを縁石に乗り上げてしまうと、その衝撃で車の足回りが曲がってしまうため片輪だけ偏摩耗してしまうケースがよくありました。

気になる方は近くのディーラや、タイヤを取り扱うショップなどでホイールアライメントを点検してみてください(¥20,000程度でやってもらえると思います)。

タイヤのバースト

タイヤの破裂です。

筆者が経験したバーストは、だいたいがパンクしたタイヤをしばらく乗り続けたために破けてしまったケースです。

突如破裂するケースは主に以下のケースではないでしょうか。

  1. サイドウォール部の損傷(コブなど含む)
  2. タイヤの著しいひび割れ
  3. スタンディングウェーブ現象

①についてですが、タイヤのサイドウォール部にコブのようなものがあるときは要注意です。内部のベルトに損傷がありますので、強度が著しく低下しています。

②についてですが、小さなひび割れが無数にある程度なら早々にバーストすることはありません。ただし、早めの交換をおすすめします。大きなひび割れ(深さ1mm以上)は急いで交換をしてください。

③についてですが、空気圧が低い状態で高速走行をするとタイヤが波打つように変形し、最終的にはバーストします。よく耳にする現象ですが、筆者はこの現象でタイヤがバーストされたユーザにあったことがありません。まれな症例と思いますが、空気圧が低い状態での高速走行は非常に危険ですので絶対にしないでください。

今日のまとめ

まだまだ書き足りませんが、少し記事が長くなってしまいますので今日はこの辺で!
(次回もタイヤの続きを書いていこうと思います)

とくに最後に挙げたタイヤの保守管理についてはキッチリやってください。

実際にタイヤが原因でバーストしてトラブルになったユーザは多くいました。

自動車の保守管理はあくまでも使用者の責任ですので、保守管理の不備で事故があった場合ほぼほぼ言い逃れはできません。

そのような事故に見まわれないよう。適切な保守管理をよろしくお願いします。

では!

ABOUT ME
ichiaru
30代中盤より英語学習を始め、TOEICスコアを350→825に向上。2000回以上の英会話レッスンを経て英会話力を習得し、外資系企業に転職。現在もさらなる英会話力向上を目指しています。ブログでは、いままでの学習経験をもとに英語の勉強法などを発信中。