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どうも、いちあるです。
さて、本日は「付加疑問文」です。
付加疑問文は、日常会話などでよく使われる表現ですが、本日はその特徴や使い方について説明をしていきます。
付加疑問文に対して、正確に理解することで、英会話でのコミュニケーションスキルの向上させていきましょう。
付加疑問文とは
この付加疑問文、文末に付けられる助動詞や形容詞、副詞などをつかって疑問文のような形を作って、相手の同意や確認を求める文のこと。
日本語でいう「~ですか?」のような意味に相当するよ!
付加疑問文は例えば以下のような会話で使われます。
付加疑問文を使うことで、「そうだよね?」「あなたもそう思うでしょ?」といった共感を求めるニュアンスが強くなります。
A:今日はいい天気ですよね?
B:そうですね!いい天気ですね。
このような会話で使われます。
そのような形になるか、英訳すると以下のようになります。
A: It’s nice weather today, isn’t it?
B: Yes, it is.
一般的には付加疑問文で使用される助動詞は、肯定文などで使われる助動詞と同じ助動詞が使われます。
以下の例文を確認してみましょう。
- You can swim, can’t you?(泳げるでしょう?)
- She is coming, isn’t she?(彼女は来るのですね?)
- He has finished his work, hasn’t he?(彼は仕事を終えたのですね?)
- They will arrive on time, won’t they?(彼らは時間通りに到着するでしょう?)
- We should go now, shouldn’t we?(私たちは今行くべきですね?)
- It‘s a beautiful day, isn’t it?(素敵な日ですね?)
- The movie was amazing, wasn’t it?(その映画はすごかったですね?)
肯定文と否定文での付加疑問文の違い
肯定文と否定文で付加疑問文の形が異なります。それぞれの文の後に続く付加疑問文の形は、肯定文と否定文で逆転すると覚えておくといいかもしれません。
You are coming, aren’t you?(来るんだよね?)
You aren’t coming, are you?(来ないんだよね?)
- You can swim, can’t you?(泳げるでしょう?)
- She is coming, isn’t she?(彼女は来るのですね?)
- He has finished his work, hasn’t he?(彼は仕事を終えたのですね?)
- They will arrive on time, won’t they?(彼らは時間通りに到着するでしょう?)
- We should go now, shouldn’t we?(私たちは今行くべきですね?)
- It‘s a beautiful day, isn’t it?(素敵な日ですね?)
- The movie was amazing, wasn’t it?(その映画はすごかったですね?)
- You can’t swim, can you?(泳げないでしょう?)
- She isn’t coming, is she?(彼女は来ないのですね?)
- He hasn’t finished his work, has he?(彼は仕事を終えていないのですね?)
- They won’t arrive on time, will they?(彼らは時間通りに到着しないでしょう?)
- We shouldn’t go now, should we?(私たちは今行くべきではないですね?)
- It‘s not a beautiful day, is it?(素敵な日ではないですね?)
- The movie wasn’t amazing, was it?(その映画はすごくなかったですね?)
付加疑問文に対する答え方
付加疑問文に対しての答え方がいまいちわかりにくいんですよね…
英語における付加疑問文への答え方は、日本語における疑問文への答え方とちょっと違います。
- A: You can swim, can’t you?(泳げるでしょう?)
→B: Yes, I can.(はい、泳げます。) - A: She is coming, isn’t she?(彼女は来るのですね?)
→B: Yes, she is.(はい、彼女は来ます。) - A: He has finished his work, hasn’t he?(彼は仕事を終えたのですね?)
→ B: NO, he has’t (いいえ、彼はまだ仕事を終えていません。)
肯定文に対してはなんとなく、すんなり理解できると思いますが、問題は否定文の場合です。
- A: You can’t swim, can you?(泳げないでしょう?)
- → B: Yes, I can.(はい、泳げます。)
- A: She isn’t coming, is she?(彼女は来ないのですね?)
→B: Yes, she is.(はい、来ます。) - A: He hasn’t finished his work, has he?(彼は仕事を終えていないのですね?)
→B: No, he hasn’t.(いいえ、彼はまだ仕事を終えていません。)
比較できるようにあえて同じ質問で肯定文と否定文を作りましたが、いかがでしょうか。
否定文の場合、「泳げないんでしょう?」という質問に対して、「はい、泳げません!」という回答になっていません。
「泳げないんでしょう?」という質問に対して、泳げない場合は「NO」と答え、泳げる場合は「Yes」で答えます。
おそらくに日本人にとってここが一番理解しにくい点だと思います。
肯定文も否定文も、答え方はどちらも同じであるということを理解しておいてください。
付加疑問文とイントネーション
例えば声の高さや強さ、抑揚などの音声パターンが変わると、文の意味や感情の伝え方が異なるんだ!
語尾を下げる場合、付加疑問文の文がより予測的になります。
例えば、「You’re going, aren’t you?⇘」という文のように語尾を下げることで、話し手が相手が「おそらく同意するな…」と思っていることを伝えているにすぎません。
実際には、付加疑問文といっていながら質問としてのニュアンスはありません。
「You’re going, aren’t you?⇘((私知ってるよ…)そこに、行くんでだよね)」というようなニュアンスです。
対して語尾を上げる場合は、質問的なニュアンスが強調されます。
例えば、「She is coming, isn’t she?⇗」のように語尾を上げることで、意味合いとしては「Is she coming?」と同じようなニュアンスになります。
「Let’s」や「命令文」で使われる付加疑問文
最後に、「let’s」や「命令文」で使われる付加疑問文です。
通常の文ではなく、提案や命令を伴う文であるため、付加疑問文の形は少し違います。
例えば、「Let’s go, shall we?」や「Close the door, will you?」のように、「shall we?」や「will you?」などの付加疑問文が使われます。
また、「Let’s」で始まる文では、「shall we?」が一般的に使われます。
- Let’s go to the park, shall we?
(公園に行きましょうね?) - Let’s watch a movie tonight, shall we?
(今夜映画を見ましょうね?) - Let’s not be late, shall we not?
(遅れないようにしましょうね?) - Close the window, will you?
(窓を閉めてくれる?) - Pass me the salt, will you?
(塩を渡してくれる?)
I’mの付加疑問文は「aren’t I」が一般的に使われます。
「I’m coming, aren’t I?」や「I’m not late, am I?」のように使われます。
これらの文は、話者が自分の行動や状況について、相手の同意や確認を求めている場面で使われます。
まとめ
お疲れさまでした。
本日のまとめです。
- 一般的に付加疑問文で使用される助動詞は、肯定文で使われる助動詞と同じ助動詞が使われる。
- 肯定文と否定文で付加疑問文の形が異なる。それぞれの文の後に続く付加疑問文の形は、肯定文と否定文で逆転する。
- 付加疑問文の答え方は、肯定文でも否定文でも同じ。とくに否定文、例えば「泳げないんでしょう?」という質問に対して、泳げない場合は「NO」と答え、泳げる場合は「Yes」と答える点には注意が必要。
- 付加疑問文の語尾を下げる場合、付加疑問文の文がより予測的になりまり、語尾を上げる場合は、質問的なニュアンスが強調される。
- 「Let’s go, shall we?」や「Close the door, will you?」のように、「shall we?」や「will you?」などの付加疑問文が使われる。また、「Let’s」で始まる文では、「shall we?」が一般的に使われる。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた!
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