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どうも、いちあるです!
本日は「前置詞と動名詞の関係性」について解説をしていきたいと思います。
英文法、とくに前置詞と動名詞について話すと、ちょっとした頭痛を覚える人も多いんじゃないでしょうか?
前置詞はある言葉やフレーズと他の言葉の関係を示すし、動名詞は動詞と名詞が融合したもので、文の中で重要な役割を果たします。
この記事では、そんな前置詞と動名詞の関係性に焦点を当てて、例文を交えながら、どう使うか、どんな風に組み合わせるか、を具体的に示します。
そうすれば、読者のみなさんも英語の文法の理解もっと楽にできるはずです。
前置詞のあとには必ず名詞
前置詞は。英語の文章において、他の言葉やフレーズとの関係を示す役割を果たすもの、つまり、ある言葉やフレーズがどこに位置するかや、何を修飾しているかを明確にするのに使われます。
種類はたくさんありますが、「in」「on」「at」「with」「for」「to」「from」が前置詞の代表格です。
例えば、「in」は場所や期間を示すときに使います。例えば、「in the house」「in June」とかですね。
一方で、「on」は特定の日や曜日を示すときに使います。例えば、「on Monday」「on the table」などです。
さらに、「at」は時刻や場所を特定するときに使われます。「at 3 o’clock」「at the station」といった感じです。
このように前置詞を見てみると様々な使い方があると理解できると思います。
実はこの前置詞、ある一つのルールがあります。
通常、「前置詞の後には名詞が続く」というルールです。
前置詞は名詞や代名詞、動名詞、または名詞句を修飾するために使われるため、その後にはこれらの要素が続きます。
- She is studying in the library.
(彼女は図書館で勉強しています。) - We had a meeting at the office.
(私たちはオフィスで会議をしました。) - He is sitting next to me.
(彼は私の隣に座っています。)
青字で示したものが、「前置詞」になります。
前置詞のあとに「to不定詞」は続かない
前置詞のあとには「名詞」が続くという性質上、前置詞のあとには「to不定詞」は続きません。
では、「動名詞」はどうでしょうか?
はい。「動名詞」は動詞の性質を有している「名詞」のため、「前置詞」は「動名詞」をとることができます。
- He apologized for speaking loudly before the presentation.
(プレゼンテーションの前に大きな声で話してすみませんと謝りました。) - He left the room without saying goodbye.
(彼はさようならと言わずに部屋を出た。) - He succeeded by working hard.
(彼は一生懸命働くことで成功した。) - She succeeded in passing the exam.
(彼女は試験に合格することに成功した。) - He learned English through watching movies.
(彼は映画を見ることで英語を学んだ。) - She apologized for interrupting the meeting.
(彼女は会議を中断してすみませんと謝った。)
- He apologized for
to speakloudly before the presentation.
(プレゼンテーションの前に大きな声で話してすみませんと謝りました。) - He left the room without
to saygoodbye.
(彼はさようならと言わずに部屋を出た。)
前置詞と勘違いしやすい「to」
英語を勉強していると、「今のtoは前置詞?それとto不定詞?」なんて場面に出くわすことがあると思います。
以下はよくある慣用表現として、実は「前置詞」だけど「to不定詞」と勘違いしやすい「to」を紹介しておきます。
「be/get used to」 ○○に慣れている
「be used to」は、その構成要素のうちの一つが「to」という単語で終わることから、「to不定詞」と混同していることがあります。
しかし、「be used to」の「to」は実際には前置詞であり、「慣れている」という意味を持ちます。
- I am used to waking up early in the morning.
(朝早く起きるのに慣れています。) - She is used to living alone since she moved to the city.
(彼女は都市に引っ越してから一人で生活するのに慣れています。) - They are used to eating spicy food because they grew up in a culture that values it.
(彼らはそれを重要視する文化で育ったので、辛い食べ物を食べるのに慣れています。)
ちなみに、「主語 + used + to + 動詞の原形」は「かつては○○をしていた」という意味になりますが、この場合の「to」はto不定詞となるので混同しないようにご注意ください。
「be accustomed to」○○に慣れている
これも「○○に慣れている」という意味ですが、ここで使われている「to」は「to不定詞」ではありません。
つまり前置詞ということになりますので、あとに続く語句は名詞か動名詞になります。
- They are accustomed to eating spicy food.
(彼らは辛い食べ物を食べることに慣れています。) - We are accustomed to using public transportation.
(私たちは公共交通機関を利用することに慣れています。) - The students are accustomed to studying late at night.
(学生たちは夜遅くまで勉強することに慣れています。)
「look forward to」楽しみにしている
「楽しみにしている」という意味を持ちますが、通常、前置詞の「to」が含まれています。こちらも「to」が後ろに来ることから、「to不定詞」と混同されることがあります。
- I’m looking forward to meeting you tomorrow.
(明日あなたに会うことを楽しみにしています。) - They are looking forward to the summer vacation.
(彼らは夏休みを楽しみにしています。) - She is looking forward to starting her new job.
(彼女は新しい仕事を始めることを楽しみにしています。)
「前置詞+動名詞」を取りやすい動詞
文の形としては「動詞 + 前置詞 + 動名詞」といった形になります。
あまりにも数が多いため、すべては挙げることは不可能のですが、代表的なものを以下に挙げておきます。
- be interested in: He is interested in learning new languages.
(彼は新しい言語を学ぶことに興味があります。) - be responsible for: She is responsible for organizing the event.
(彼女はイベントの企画を担当しています。) - be tired of: They are tired of waiting for the bus.
(彼らはバスを待つことにうんざりしています。) - think about: I am thinking about visiting Japan next year.
(私は来年日本を訪れることを考えています。) - think of: He thought of starting his own business.
(彼は自分のビジネスを始めることを考えました。) - approve of: My parents approve of me studying abroad.
(両親は私の留学を承認しています。) - feel like: She feels like going for a walk in the park.
(彼女は公園を散歩したい気持ちです。) - decide against: We decided against buying a new car.
(私たちは新車を買うことをやめることにしました。) - insist on: He insists on finishing the project by Friday.
(彼は金曜日までにプロジェクトを終えると主張しています。) - succeed in: She succeeded in passing the driving test.
(彼女は運転免許試験に合格しました。)
「動詞 + 人 +前置詞+動名詞」を取りやすい動詞
「動詞 + 人 + 前置詞 + 動名詞」の構造を取りやすい動詞も挙げておきます。
こちらも挙げるときりがありませんので、代表的なもののみ挙げていきます。
- apologize…for: She apologized to her friend for arriving late.
(彼女は遅れて到着したことについて友人に謝罪しました。) - blame…for: He blamed his assistant for causing the mistake.
(彼はそのミスの原因となった助手を非難しました。) - congratulate…on: We congratulated her on winning the competition.
(私たちは彼女がコンテストに勝利したことを祝福しました。) - accuse…of: The lawyer accused the defendant of committing the crime.
(弁護士は被告人が犯罪を犯したと告発しました。) - thank…for: He thanked his colleagues for helping him during the project.
(彼はプロジェクト中の同僚たちのサポートに感謝しました。) - forgive…for: She forgave her brother for breaking her favorite vase.
(彼女はお気に入りの花瓶を壊した兄を許しました。) - excuse…for: He excused himself for interrupting the meeting.
(彼はミーティングを中断したことを詫びました。) - prevent…from: The lock on the door prevented him from entering the room.
(ドアの鍵が彼が部屋に入るのを防ぎました。) - stop…from: She stopped her friend from making a big mistake.
(彼女は友人が大きな間違いを comittするのを止めました。) - suspect…of: The police suspected him of committing the crime.
(警察は彼が犯罪を comittした容疑で彼を疑いました。)
まとめ
大変お疲れさまでした。
本日のまとめです。
- 前置詞のあとには「名詞」が続くという性質上、前置詞のあとには「to不定詞」は続かない。
- 「動名詞」は動詞の性質を有している名詞である。そのため、「前置詞」のあとに「動名詞」をとることができる。
- 慣用表現として、実は「前置詞」だけど「to不定詞」と勘違いしやすい「to」があるので注意(be/get used to など)
本日は以上です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた!
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