スポンサーリンク
どうも、いちあるです!
本日は「no」と「none」の違いから、否定や不在を強調する際に頻繁に使用されやすい単語について解説をしていきたいと思います。
「質問はありますか?」と聞かれたとき、英語でどのように答えますか?
「no?」それとも「none question」でしょうか?
これら表現が正しいか正しくないかは現時点ではひとまず置いておき、この辺りの解説を本記事では進めていきたいと思います。
「no」は名詞とセット
「no」 は、肯定文や否定文で使われ、何かが存在しないことや特定の状態が成立しないことを表します。
本記事では主に肯定文での使われ方について説明しますが、肯定文では、「no」 は「ない」という意味で使用されます。
肯定文での「no」は通常、単独で使われることはありません。通常、肯定文では「no」は名詞とセットで使用されます。
- There are no apples left.
(リンゴはもう残っていません。) - She has no siblings.
(彼女には兄弟姉妹がいません。) - He bought no presents for his birthday.
(彼は誕生日にプレゼントを買いませんでした。)
また、「no + 名詞」は否定文の「not any」と同じ意味で使用されます。
- There are not any apples left.
(リンゴはもう残っていません。) - She doesn‘t have siblings.
(彼女には兄弟姉妹がいません。) - He did not buy any presents for his birthday.
(彼は誕生日にプレゼントを買いませんでした。)
「none」は名詞がつかない
「none」は通常、名詞と組み合わせて使われることがありません。
例えば、「There are no books on the table.」と「There are none on the table.」は同じ意味ですが、前者は “no” を使って名詞 “books” を修飾していますが、後者は “none” を直接使用しています。
「none」は会話の中ですでに出た名詞に対して使われることが多いです。
A: Do you have any apples?
A: 「リンゴはありますか?」
B: I’m sorry, but there are none left.
「申し訳ありませんが、もうありません。」
A: Did you find any errors in the report?
A: 「レポートにエラーはありましたか?」
B: No, there were none.
B:「いいえ、ありませんでした。」
A: Did you invite anyone else to the party?
A: 「他に誰かをパーティーに招待しましたか?」
B: No, there was none I wanted to invite.
B: 「いいえ、招待したい人はいませんでした。」
「none」は「none of」の形で使用することができます。
これにより、特定のグループや集合の中で何も存在しないことを表現することができます。
- None of the students passed the exam.
(生徒たちは誰も試験に合格しなかった。) - None of the options seem suitable.
(どの選択肢も適切に思えません。) - None of the answers were correct.
(どの答えも正しくありませんでした。)
「None + of + 複数形」で使われますが、あとに続く動詞は単数でも複数でもどちらでもかまいません(is/are or without “s”/with “s”)。
漠然としたモノに対しては「nothing」「nobody」「nowhere」
「nothing」、「nobody」、および「nowhere」は、漠然とした質問に対する答え方として使われることがあります。
意味としては、それぞれ「何もない」、「誰もいない」、「どこにもない」という意味をもちます。
以下のように単独で使われることがあります。
- 何か食べたいものはありますか? → Nothing.
- 誰か来ましたか?” → Nobody.
- どこかに行きたいところはありますか?” → Nowhere.
また、「nothing」は否定文の「not anything/anybody」と同じ意味で使用されます。
- I have nothing in my wallet.”(私の財布には何もありません。)
→ I don‘t have anything in my wallet. - There’s nothing we can do about it.(それについて私たちができることは何もありません。)
→ There‘s not anything we can do about it. - She saw nothing in the darkness.(彼女は暗闇の中で何も見ませんでした。)
→ She didn‘t see anything in the darkness.
“Do you have any question?”の質問に対して、”nothing”と答えるのは適切か…??
答えはNOです。
“nothing”は”どこか、だれか”といった漠然とした質問に対して答える際に使う語句であり、“question“といった具体的な名詞に対して「あるかないか」を訪ねているため”nothing”と答えるのは適切ではありません。
- I have no question.
- I don’t have any question.
- none.
などと答えるのが一般的でしょう。
「nobody」「no-one」は単数形
「nobody」と「no one」は、単数形の代名詞です。
したがって、以下のよう動詞の形をとります。
- Nobody was at home when I arrived.
(私が到着したとき、誰も家にいませんでした。) - No one knows the answer to that question.
(その質問の答えを知っている人は誰もいません。)
しかし、”nobody” や “no one” は、 “they” や “them” などの複数形の代名詞と共に使われることがあります。
- Nobody called, did they?
(誰も電話をかけてこなかった、ね?) - No one is here yet, are they?
(誰もまだここにいない、ね?)
なお、この辺りの文法は”somebody”、”someone”、”anybody”、”anyone”と同じ扱いとなります。
まとめ
大変お疲れさまでした。
本日のまとめです。
- 肯定文での「no」は通常、単独で使われることはない。通常、肯定文では「no」は名詞とセットで使用される
- 「none」は通常、名詞と組み合わせて使われることがない
- 「nothing」、「nobody」、および「nowhere」は、漠然とした質問に対する答え方として使われる
- 「nobody」と「no-one」は、単数形の代名詞
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!
スポンサーリンク