どうも、いちあるです。
2022年明けまして、今年初めての投稿になります。
今年は少しずつブログねたを増やしつつ運営をしていきたいと思うのでお付き合いをよろしくお願いできたらと思います。
今日は、「吉原珠央 著 『だから、あの人は嫌われる -対人関係がうまくいかない人の解決策-(幻冬舎 2021年』」について私なりの感想を添えてお伝えしていきたいと思います。
【嫌われたくない】対人関係を良好にたもつための方法
人間関係って難しくないですか?
筆者も、人間関係を良好に保つために職場や家庭、地域などいろいろな場面で頭を悩ませ、綱渡りのような生活を毎日送っている一人です。
職場であれば、部下に指示をしなければいけない場面やクライアントに対してお断りを伝えなければいけない場面など、地域や家庭であっても様々なシーンで「言いづらいこと」を伝えなければならないことって多いですよね?
こういったときにどうやったら気持ちよく相手に理解して動いてもらえるか、嫌われずにいられるか、そんな解決の糸口が書かれた著書でありました。
嫌われる人がついやっている言動
みなさん、悪気わないのについ口から失礼な言動をしてしまった…という経験はないでしょうか?
筆者は大いにあります。
例えば次のような場合です。
- LINEスタンプにたして『OK』の返事で済ます。
- 相談に乗ってもらった相手に対して『なるほど』と返答
- 自分のことばかりをべらべらと話す
- 善意の押し売り など
LINEのスタンプなど、とても便利なのため「了解!」「なるほど」だけで返すケース。結構ないですか?
何気ないこのようなLINEでの会話も、知らず知らずのうちに相手に不快な思いを抱かせているかもしれません。
- せっかく調べたのに…
- 残業してなんとか調べたのに…
また、筆者よく遭遇するのですが『話し上手な無礼者』の存在です。
ペラペラと丁寧に会話を盛り上げ、卒なく会話をしているのですが中身がまったく伴っていなかったり気が付くと自分のことばかりをペラペラと話してその場にいる人にまったく配慮していない人など。
話を盛り上げるためならまわりをも犠牲にしない、そんなタイプの人間ですね。
意外とそういう人って自分がそんな存在だなんて気が付いていないことが多く、「私って話上手だな~」と勘違いしているケースが多かったりします。
加えていうならば、「善意の押し売り」をやたらとしてくる人。
これも困りますよね。
筆者の知人に、自分が好きな漫画本をやたらに貸したがる人がいました。
- 「返すのはいいから読んでみてよ」
- 「どうだった?おもしろかったでしょ」
などと何十冊もある本を、スーパーの袋にいれて渡されます。
「興味ないんですよ…」と伝えるも、遠慮していると感じ取られてしまいこちらのトークは一切に耳を傾けてくれなくなる。そんな人いませんか??
筆者も含め、本人に悪気わないけれども上記のような行動をされるとイラっとさせてしまったり、またはイラっとしたり。
何気ない軽率な行動が人間関係のバランスを崩している可能性があるんですね。
嫌われる人とは
総じていうとこんな言動は要注意のようです。
とくに嫌われる人がやりがちな言動としては、以下の3点。
- 偉そうである
- いい加減である
- 他力本願である
上から目線の言動が目立ち、他者の意見を聞こうとせず、自分の考え方が最も正しいと思っている人
人や時間に対する考えや接し方が軽く、相手の年齢や社会的ポジションなどによって態度を変えるなど、物の見方に偏りがある人
「できない」「無理無理」「これやっておいて」「それでいいわ」「誰か教えて」「お任せします」「どちらでもいいです」「あなたのほうが上手だから」「決まったらお知らせください」「(自分の意見はいわずに)どうしましょう」などと頻繁に口にする傾向がある
筆者は仕事柄、会社内の問い合わせを受ける窓口のような部署にいるため③に部類される人と対峙することが多いです。
- 調べるより君に聞いた方が早かったから教えて!
- パソコンの操作方法がわからないから、リモートでパパっと仕上げておいて!
仕事中、このような失礼な質問が多かれ少なかれ1日に1回以上はあります。
快く引き受ける…とまではいきませんが、致し方なく「いいですよ!」なんて返事をしてしまう性格なのでどんどんと解決スキルは高まる一方、問い合わせをかけてくる人のレベルは据え置き…
筆者の会社ではこんな悪循環を招いています。
確かに、この手の人は苦手というかあまり助けてあげようと思う気にはなれませんよね。
少なからず嫌われたくなければこのような言動は避けた方が無難なようです。
嫌いな人と向き合うときの対処方法
他人は変えられない
自分が嫌われない人になるために以外に、この著書では嫌いな人と向き合う方法を丁寧に解説してくれています。
筆者も「失礼な言動」をする人が変わってくれることを切に願う場面がよくありますが、結論から言うと「他人を変えることはできない」という事です。
変わってもらいたいとどんなに願って期待をしても、裏切られることは多々あったりします。
筆者の経験上、「他人は他人」と思うようにしてあまり期待をせずに接するようにしています。
著書のなかでも、「この人嫌いだな」と沸き起こる感情に対して、その気持ちに逆らう事ではなく、その感情を受け止めて、そのうえで嫌いな人の認められるべき点を探したり、嫌いな人と話をする予行シミュレーションをしてみたりと、相手を変えることに無駄な労力を費やさない、そんな方法論を推進しているように感じました。
確かにその通りですよね!
「むかつく」感情や、「嫌い」といった感情を抑えようとすればするほど頭にきてしまったり、気にしてしまって何も手につかなくなってしまう。
そんなことは往々にしてありえますし、だからこそそいう言った感情はすべていったん自分が引き受けてどのようにして受け身を取るかが重要なんだと思うんです。
大人の対応ができた自分をほめてあげる
とくに嫌いな人と話をすると頭にきてしまったり、小声になってしまったりしてしまいます。
そんなとき、どのようなマインドで相手と向き合えばよいかについて著書でも言及されているのですが、私の表現で表すならば「ナルシスでいること」なんだと感じました。
あえて嫌いな人がからこそ丁寧に、そして失礼のない対応をすることで、
「あっ!いましっかりとした対応ができたな!大人の対応ができたな!」と自分をほめてあげるのです。
決してしてはいけないことは、感情に任せて怒ったり失礼な態度を示したりしないことです。
「怒り」はまさに百害あって一利なし、自分を不幸におとしいれる悪の感情だと肝に銘じておいてください。
この記事を読んでいただいている皆さんも、これからは嫌いな人の冷たい態度を変えようと無駄な努力をするのではなく、大人な対応をして自分をほめまくってあげましょう!
嫌われないための方法として
端的にいうのであれば、「お礼」をキチンとする、という事です。
前述したLINEに例えていうのであれば、単に「了解」ですますのではなく、「丁寧な資料になっているね!ありがとう!」と返信をすればいいんです。
それと、著書のなかでも取り上げられていることが「背景やその人の感情を」言葉で表現をプラスしてお礼を言うことが「ありがとう」の効果を高めてくれるとのこと。
これは取り入れていきたい!と筆者も実感しました。
どういうことか…、筆者なりの解釈で書くのであればこんな感じ。
- 「こんな寒い中…寒かったでしょう?わざわざ重い荷物を運んでくれてありがとう」
- 「忙しいのに手間を取らせてしまって悪かったね!ありがとう」
単に「ありがとう」ではなく「〇〇だからありがとう」と伝えたり、その人の抱いている感情「忙しかったな…」「寒かったな」「怖かったな」などをあえて言葉で表現してあげましょう。
皆さんも創意工夫で、いろんな場面で使ってみるといいのではないでしょうか?
著者の紹介
吉原珠央(よしわらたまお)さん
イメージコンサルタントとして活動していらっしゃる方で、コミュニケーションをメインにしたコンサルティングなどを行っているとのことです。
企業向けにも講演活動や研修なども行っているよですね。
まとめ
筆者も、「嫌われないひと」になりたいとは思います。
ただ、嫌うか嫌われるかはあくまでも他人の評価。
最終的にその決定権は他人にあります。
かかわる人が多ければ多いほど自分のことを好いてくれる人が増える一方、おのずと嫌われてしまうこともあろうかと思います。
これは絶対にです!
要はそこを気にするのではなく、自分は自分らしくどのように人間関係に向き合っていけばいいのか?
そこが重要なのではないでしょうか?
そして、そのためのヒントがこの著書にはちりばめられております。
皆さんは自分らしく生きていますか??
それでは今日はこのあたりで!