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自動運転の誤作動??それもしかして道路の問題かも!!

どうもいちあるです。

最近寒くなってきたためか、朝車のエンジンをかけるときスタータの回転が弱くなってきたきがします。バッテリがもうだめか…もしれないですね。

みなさまも、寒い時期は急にバッテリーがダメになってしまうこともあるので十分にご注意ください。

さて、今日は自動運転の誤作動について少し話を進めてみたいと思います。もしかすると自動運転の誤作動のほとんどは、車側の不具合ではなく走行している道路の影響かもしれない、という話です。

それではお付き合いをよろしくお願いいたします。

自動運転の誤作動??それもしかして道路の問題かも!!

自動運転の普及と道路の連携

早速ですが、本日(記事を書き始めたのは11月16日)国土交通省から自動運転に関する面白いプレスリリースがありました。

高速道路での安全で円滑な自動運転を官民が連携し検討を進めるため、8月6日から9月10 日までの間、官民共同研究への参加者を公募しました。 審査の結果、以下の通り、国総研と民間企業等27者(28団体)が参画し、自動運転に対応した区画線の要件案(管理目安など)や先読み情報提供システム仕様案の作成に向け、研究を進めていきます。

 出展:国土交通省

質問者
質問者
自動運転の普及と道路の整備って関係あるんですか

いまいち、関係性が思いつきませんか??

しかし、自動運転の普及と道路連携は切っても切り離せない、とても重要な関係性があるんです。

我が国の自動運転における高い開発技術

以前に別の記事でも紹介をしましたが、HONDAのレジェンドが、世界初の自動運転レベル3を搭載した量産車として令和3年3月にデビューしました。

【海外ニュース】テスラ。オートパイロットのレベルは??どうも、いちあるです。 今日、アメリカのニュース記事を読んでいましたら、何かと話題の「テスラ」についての記事があったので簡単に紹介...

日本の自動運転における普及速度はものすごく早く、新型車の9割以上には緊急ブレーキが標準装備として搭載されています。

 

自動運転技術の限界

一見万能そうな自動運転の技術ですが、実は性能限界という壁がおおきな問題となっていたりします。どんな案件が考えられるか少し紹介をしてみたいと思います。

ソナーセンサーの誤作動

ソナーセンサーの仕組みは、センサー自体から発せられた音(超音波)を障害物にあてて、戻ってきた時間を計測して距離を測定します。音は空気中を約340m/秒で伝わりますので、その原理を利用しています。

 

どんな時に誤作動するか

音が伝わる原理を利用しているため、ソナーセンサに向かって強い風が当たったりすると、障害物で反射した音(超音波)をうまくキャッチできなくなります。また、似たような周波数の音(排気音や工事現場の音など)、対向車が同じソナーセンサーを搭載していた場合に誤作動が起こりやすいです。
例えば、何もないところでソナーが反応したり、障害物がないのにもかかわらず反応しないことがあります。

ミリ波レーダの誤作動

ミリ波レーダは、電磁波の中のミリ波(電磁波の中で波長が1〜10ミリ)を使用し、障害物にあて、戻ってきた反射波から障害物を判断。長距離の障害物の判断が得意のようです。

 

どんな時に誤作動するか

長距離の障害物判定を得意とする反面、短距離の測定が苦手で、センサーが反射波をうまく受け取ることができない交通環境の場合、センサー異常(汚れ)などとして作動が停止するケースがあります。

カメラの誤作動

最近の緊急ブレーキなどの運転支援システムのそのほとんどは、カメラを使用しています。実際の人の目と同じ感覚で障害物を検知するため、レーダセンサーがとらえきれないような小さな障害物(主に「人」)でも認識することが可能です。

 

どんな時に誤作動するか

人の目と同じという点に短所があり、暗い夜道、強い光、土砂降りの日などは車両前方の交通状況の認識が難しくなり、一時的に作動が停止します。また、建物や標識が人や車と似たようなフォルムであった場合は、システムが誤作動をし、緊急ブレーキが作動するケースがあります。

交通環境による限界

例えばレーンキープのシステムについて考えてみましょう。

レーンキープシステムはフロントガラス上方に取り付けられたカメラを使って、車の前方の車線を判断していますが以下のようなケースではうまく車線を認識できません。

  • 車線がかすんでいる
  • 特殊な車線(登坂車線などは波線と実線が二重になっている)
  • トンネル内、オレンジ色の証明によって車線の色が判断できない

また、人間の操作であれば交通環境によって適切な操作をすることができるでしょう(濡れた路面の場合はゆっくりハンドルを操作したり、ブレーキを踏んだんする)

しかし、システムによる制御の場合、現段階ではそこまでを車側に判断させることは極めて困難であると言えるでしょう。

濡れた路面での急ブレーキ、急ハンドルはスリップを招く危険性をはらんでいます。

道路からの支援

以上のように、自動運転技術は交通環境に大きく影響を受けることを理解していただけたと思います。

どんなに、良いセンサやカメラを使用しても限界があります。可能な限り道路環境も整備していきましょう。という趣旨が今回の国土交通省のプレスリリースに含まれているようです。

具体的に何をするのか?

  • 道路上の白線の剥離状況を踏まえ、適切な引き直し
  • トンネル出口などでの道路環境の情報収集(車に情報を渡すため)
  • 区画線や路面標示の要件案を作成

つまり、上記のような道路整備を適切に行うことで、自動運転可能な範囲をもっと広げていこうとする取り組みのようです。

もちろん、そのためには国土交通省のみではなく、各自動車メーカと連携して検証を進めていく必要があるようです。

まとめ

今日は、国土交通省からのプレスリリースから話をまとめてみました。

冒頭に説明したように、自動運転には機能限界があり、誤作動がまれに発生することはしばしばあるようです。

もちろん、それによって大きな事故が発生したことはなく、むしろ自動運転技術(緊急ブレーキ含む)によって明らかに自動車事故は減少傾向にあります。

自動運転の恩恵は大きいですね。

今回のプレスリリースの中にはありませんでしたが、個人的には標識の整備をしてもらいたいですね!

最近の車は標識を認識する機能がりますが、木で隠れたりすると上手く標識を認識してくれません…

官民が協力して、自動運転技術の向上に取り組めば、重大な自動車事故が限りなくゼロになる日は、そんな遠い未来ではないかもしれません。

そんな日が早く来るといいですよね!!

それでは、今日はこの辺で!

参考記事:国土交通省

 

ABOUT ME
ichiaru
30代中盤より英語学習を始め、TOEICスコアを350→825に向上。2000回以上の英会話レッスンを経て英会話力を習得し、外資系企業に転職。現在もさらなる英会話力向上を目指しています。ブログでは、いままでの学習経験をもとに英語の勉強法などを発信中。