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どうも、いちあるです。
本日は「助動詞」について解説をしていきます。
基礎的な部分のため、もしかすると「知ってるよ…」といった内容かもしれませんが、意外にも見逃している点があったり、間違った使い方をしている方も多くいると聞きました。
是非、この「助動詞」についてもしっかりと押さえて、英語力、会話力の向上に役立たせましょう!
助動詞とは
そもそも、助動詞ってなんだっけ?という話から始めていきます。
助動詞は「auxiliary verb」といわれています。
基本的に動詞の前に置かれ、その動詞の意味や文の構造を補完する役割を果たす動詞の一種です。
通常、主要な動詞と共に使用され、文の時制、能力、意志、能力などを表現するのを助ける役割をします。
助動詞の種類を挙げておきます。
- Be動詞:
Be動詞は、状態や存在を表すのに使われます。現在形では「am」「is」「are」、過去形では「was」「were」が使われます。また、現在進行形や過去進行形、受動態などをつくるときに使います。。 - Have動詞:
Have動詞は、完了形などの文でよく使われます。現在形では「have」「has」、過去形では「had」が使われます。 - Do動詞:
Do動詞は、文中の動詞が一般動詞の場合、否定形や疑問形をつくるのに使われます。現在形では「do」「does」、過去形では「did」が使われます。 - 法助動詞:
法助動詞は、意志や能力、許可、推量などの意味を表現するのに使われます。代表的な法助動詞には「can」「could」「may」「might」「must」「shall」「should」「will」「would」などがあります。
助動詞が使われている文では、一般的に動詞は原形となります。
受動態や、完了形など一部例外はありますが、そのように覚えておいても問題ないと思います。
- She is studying for her exams.
(彼女は試験の勉強をしています。) - We have finished our homework already.
(私たちはすでに宿題を終えました。) - They didn’t go to the party last night.
(彼らは昨夜パーティーに行きませんでした。) - Can you help me with this problem?
(あなたはこの問題を手伝ってくれますか?) - He should be here by now.
(彼は今頃ここにいるはずです。)
助動詞を使った文の省略
助動詞を使って、会話の文を省略することができます。
実は、これは一般的な表現で、質問に対する答えが明白である場合や、状況や文脈から理解できる場合によく使用されます。
例えば、以下のような会話があります。
A: Do you like ice cream?
B: “Yes, I do.”
ここで、Bさんは助動詞を使って答えを省略し、短縮しています。なお、省略された部分は「 Yes, I like ice cream → Yes, I do.」という意味になります。
- A: Didn’t you see the movie last night?
B: 省略前 Yes, I saw the movie last night. → 省略後 Yes, I did.
A: 「昨夜映画を見ませんでしたか?」
B: 「はい、昨夜映画を見ました。」 - A: Can she play the piano?
B: 省略前 No, she can’t play the piano. → 省略後 No, she can’t.
A: 「彼女はピアノが弾けますか?」
B: 「いいえ、彼女はピアノが弾けません。」 - A: Will he join us for dinner?
B: 省略前 Yes, he will join us for dinner. → 省略後 Yes, he will.
A: 「彼は夕食に参加しますか?」
B: 「はい、彼は夕食に参加します。」 - A: Has he finished his work yet?
B: 省略前 No, he hasn’t finished his work yet. → 省略後 No, he hasn’t.
A: 「彼は仕事をもう終えましたか?」
B: 「いいえ、彼はまだ仕事を終えていません。」 - A: Are they coming to the party tomorrow?
B: 省略前 Yes, they are coming to the party tomorrow. → 省略後 Yes, they are.
A: 「彼らは明日のパーティーに来ますか?」
B: 「はい、彼らは明日のパーティーに来ます。」
「助動詞」を使った特殊な答え方
肯定文に対して賛成したり、反対したりする場合に助動詞を使って表現することがよくあります。
例えば、「私はラーメンがすきです」→「私も」といった感じですね。
この場合よく使われる単語が「So do I」です。
A: I like sushi.
B: So do I.
Aさんが主張をしており、Bさんがそれに肯定的な返答をしています。”So do I”を使うことで、Aさんの主張に同意していることを表しています。
同様に、否定的な文に同意する場合には、”Neither do I”を使います。
A: I haven’t finished my homework yet. Have you?
B: Neither have I.
Aさんが否定的な主張をしており、Bがそれに同意しています。ただし、この場合は「否定する方向」に同意しているので”Neither do I”を使います。
上記以外にも似たような使い方ができる語句を以下にまとめておきます。
- So do
- Me too
- I do
- I am
- Neither do I
- Me neither
- I don’t either
- I don’t think so either
よく間違えられるポイントとしては「Me too」です。
「I’m not a fan of spicy food.(私、辛い物が好きではないです)」、この質問に対して皆さん「私も」と同意したい場合、「Me too」と使っていませんか??
これ実は間違いなんです。この場合は「Me neither」と表現するのが正しい答え方になります。
もちろん状況に応じては、肯定的な主張に対して同意しないことも多々あるかと思います。
そのときは、シンプルに「I’m not」や「I don’t」を使って答えます。
これは否定的な文に対しては逆に「I am」や「I do」を使います。
少しややこしいですね…。
「I think so」を使って省略する方法
最後に、”I think so”を使って省略する方法について説明します。
「私もそう思う!」など、前の質問に同意していることを示す場合にこの表現が使われます。
また、「I think so」以外にも似た表現として以下のような表現があります。
- I believe so.(同意できない場合は「I don’t bevieve」)
A: Is the meeting at 3 PM?
B: I believe so.
A:「会議は午後3時ですか?」
B:「そうだと思います。」 - I guess so.(同意できない場合は「I guess not」)
A: Do you think they’ll arrive on time?
B: I guess so.
A:「彼らは時間通りに到着すると思いますか?」
B:「そうだと思いますが。」 - I suppose so.(同意できない場合は「I suppose not」)
A: Will you be able to finish the project by tomorrow?
B: “I suppose so.
A:「明日までにプロジェクトを終えることができますか?」
B:「そうだと思いますが。」
また、上記以外にも「I hope so((同意できない場合は「I hope not」)」や「I’m afraid so(同意できない場合は「I’m afraid not」)」などの表現もありますのでご参考まで。
まとめ
大変お疲れさまでした。
本日のまとめです。
- 助動詞は、基本的に動詞の前に置かれ、その動詞の意味や文の構造を補完する役割を果たす動詞。
- 助動詞が使われている文では、一般的に動詞は原形となる。
- 助動詞を使って、会話の文を省略することができる「 Yes, I like ice cream → Yes, I do.など」。
- 「助動詞」を使った特殊な答えかたとして、「So do I」や「Neither do I」などがある。またこれら以外にも「I think so」を使って文の一部を省略することができる。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!
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