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言語の中での『間』の使い方を理解する—between、among、during、for、whileの使い方を解説

いちあるです。

そろそろ、温かくなってくるかな…。とも思いながら、日々過ごしていますがまったく温かさを感じられない日々が続いてます(-_-;)

そんな冬の終わりの今日この頃です。

さて、本日は「○○の間」の表現をつかさどるいくつかの単語の解説をしていきたいと思います。

今回はそこまで難しい文法的な話はございませんので、サラッと確認していきましょう。

「モノ」と「モノ」の間を表すbetween

いちある
いちある
この「between」という単語、具体的にどんな場面で使われるかわかるかな?

はなちゃん
はなちゃん
はい!建物の「間」とか、夫婦間の関係をよくするとかの、夫婦「間」でも使われますよね!

 

そう、「between」は何かと何か(とくにモノや建物など)の間を表したり、「○○間の関係性」を表現したいときに使われます。

 

  • She had to choose between studying for her exam and going to the party.
    (彼女は試験の勉強とパーティーに行くことの間で選ばなければなりませんでした。)
  • The company is torn between two potential marketing strategies.
    (その会社は2つの潜在的なマーケティング戦略の間で板挟みになっています。)
  • I can’t decide between the blue shirt and the green one.
    (私は青いシャツと緑のシャツのどちらを選ぶか決められません。)

 

なんとなく、2つの「間」を表現するものが「between」であると思われている方も多いようですが、実は3つ以上の要素やグループが関与する関係性を示す際にも 「between」 を使用することができます。

 

  • The negotiations were between the government, the labor union, and the management.
    (交渉は政府、労働組合、および経営者の間で行われました。)
  • The dispute arose between the three siblings over the inheritance.
    (相続に関する争いが3人の兄弟姉妹の間で発生しました。)

 

「○○と、□□と、△△の間の問題」というようにそれぞれが、はっきりと区分されている場合はbetweenが使われます。

 

上の例でも、それぞれがはっきりと区分されていますね!

 

【例】

  • 私は青いシャツ緑のシャツのどちらを選ぶか決められません。
  • 交渉は政府労働組合、および経営者の間で行われました。

このような場合は「between」が使われます。

 

3つ以上のモノや抽象的な集団に使われる「among」

いちある
いちある
次は「among」。この単語も、○○の間という表現でよく使われるんだ。意味としてはほぼ「between」と同じだけど…

「between」がはっきりと区分されている関係性を示す場合に用いられるのに対して、「among」は3つ以上のモノの場合や、抽象的な集団の中での関係性を示す場合に使われます。

 

  • Among the students in the class, John was the most diligent.
    (クラスの生徒の中で、ジョンは最も勤勉だった。)
  • The singer’s voice resonated deeply among the audience.
    (歌手の声が、聴衆の中で深く響いた。)

 

「クラスの生徒の中」や「聴衆の中」など、具体的に何人いるかわからない、そんな「間」を表現する単語が「among」です。

 

期間や時期を表現する「during」

いちある
いちある
次は「among」。この単語も、○○の間という表現でよく使われるけど、この「間」は「between」や「among」と違い、「期間」や「時期」などを表現するよ。

 

「during」は特定の期間や、時期を表現する場合に使われます。後ろには名詞がくることをおぼえておいてください。

 

  • During the storm, many trees were uprooted by the strong winds.(嵐の間に、強風で多くの木が根こそぎ倒れた。)
  • During the meeting, everyone expressed their opinions on the new project.(会議中に、皆が新しいプロジェクトについて意見を述べました。)

 

「○○の間」の○○には、上記のような「嵐」や「会議」のほかに「夏」の間や、「夜」の間などの時期やイベントなどを表す名詞が使われます。

 

期間や時期を表現する「for」

「during」を使用するうえで注意しなければいけない使い方があります。

 

例えば、以下のような使い方は「NG」です。

I’ve been studying Japanese during five years now.
(私は今や5年間日本語を勉強しています。)

 

「何年」や「何日」などの時を表現する名詞には、「during」ではなく「for」を使います。なので、上記例正しくは以下の通り。

 

I’ve been studying Japanese for five years now.
(私は今や5年間日本語を勉強しています。)

 

  • We waited in line for an hour before we could get tickets to the concert.(コンサートのチケットを手に入れるまでに1時間列に並びました。)
  • He has been living in New York City for six months since he moved there for his new job.(彼は新しい仕事のためにニューヨーク市に引っ越してから6か月間住んでいます。)

 

「during」と「for」の違い。しっかりと押さえておきましょう。

 

「while」と「during」の違い

いちある
いちある
最後に「while」だね、今日紹介したほとんどの単語は「前置詞」だけど、「while」は「接続詞」。使い方に注意しよう!

「while」は「during」と同じで特定の期間や、時期を表現しますが、「during」は「前置詞」であったのに対して、「while」は「接続詞」です。

 

つまり、「during」は後ろに名詞しか取れませんが、「while」は「S+V」を取りますので使い方は以下のようになります。

 

  • The children played games while their parents were preparing dinner.
    (子供たちは両親が夕食の準備をしている間にゲームをしました。)
  • While you are taking the class in your car(by using smart phone), please be  careful.
    (車の中での授業を受ける場合(スマホを使って)、運転には十分注意してください)

 

「while」が文頭に来る場合は、あとに続く文の前にカンマを使って文を区切ります。

「while」を使う文の多くは、「○○をしている間」という表現が多いため「be + ing」の現在進行形や過去進行形を用いる場合が多いです。

 

また、主語が同じ場合は「while」に続く文の主語を省略する場合もあります。

 

  • I like to listen to podcasts while driving to work.
    (仕事への通勤中にポッドキャストを聴くのが好きです。)
  • He practiced his presentation while waiting for his turn to speak.
    (発表の順番を待っている間、彼はプレゼンテーションの練習をしました。)

 

また、「while」で構文された副詞節は「時を表す副詞節」を構成するため、「will」などの未来形の単語を使えません

この場合は未来のことでも「現在形」に戻す必要があります。

I will listen to podcasts while I will drive to work.

 

まとめ

それでは本日のまとめです。

サラッとお伝えするつもりが、少し長めになってしまい申し訳ございませんでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

それではまた。

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ABOUT ME
ichiaru
30代中盤より英語学習を始め、TOEICスコアを350→825に向上。2000回以上の英会話レッスンを経て英会話力を習得し、外資系企業に転職。現在もさらなる英会話力向上を目指しています。ブログでは、いままでの学習経験をもとに英語の勉強法などを発信中。