こんにちは!いちあるです!
みなさんシャドーイングを知っていますか?
英語学習者であればほとんどの人が取り入れたことのある勉強手法ではないでしょうか?
音声のあとに続いて、追いかけるように発音をするだけなんですが、意外にこれが難しい。まったく追いかけられない。
とくに初心者は「シャドーイングをしたいけれどなかなかうまくできない…」そんな思いをおもちではないでしょうか??
今日はそんな初心者でも簡単に取り入れられるシャドーイングのコツをお伝えしていこうと思いますので参考にしていただけたらと思います。
【英語初心者】効率的なシャドーイングのやり方
シャドーイングとは
シャドーイングとは英語音声が流れたあとに即座に追いかけるように復唱する方法です。
「英語のリスニングのみならず、スピーキングにも効果がある」ともされ、英語学習者であればほとんどの方が取り入れたことはあるのではないでしょうか。
また、シャドーイングと少し似ていますが英語のスクリプトを確認しながら、流れる音声とほぼ同時に発音をする訓練方法を「オーバーラッピング」といいます。
シャドーイングは基本は音声教材のみでもできるため、スキマ時間をも活用できる有効な勉強方法であったと感じています。
シャドーイングは効果があるのか?
はじめにお伝えすると、ただシャドーイングをするのではまったく意味がありません。
リスニング力を上げることもなく、時間を浪費し自己満足で終わってしまいます。
では、どうすればいいか…
「構文を意識しながらシャドーイングをする」
効率的なシャドーイングをするには文法を理解したうえで、しっかりと構文を意識した訓練をしてください。これを継続することができれば必ずリスニング力が上がってくると確信をしています。
でも、最終目標はそこに置くとして、そこまでの道のりを説明していくね!
英語初心者でもできるシャドーイングの手順
あれこれ手を広げない
とくに、意欲があって早く目標を達成したい人にありがちなミスが、「あれこれ手をひろげすぎる」ことです。
たとえば、シャドーイングの材料(教材)をたくさん購入し、いろいろなスクリプトを読みまくるようではだめです。
そもそも、人間はいっぺんに多くのことを吸収できない仕組みとなっていますので、効率よく勉強するには、「ペンキを最小の範囲で薄く塗って、乾いたら上塗りして、また新しい箇所を薄く塗る」この要領で記憶を徐々に定着しさせ、広げていきます。
- 教材は一つにしぼる
- 3歩進んで2歩下がるイメージで半分以上を復讐にあてる
- とにかく繰り返すことに意識する
その1 まずはスクリプトを読み、意味を理解する
教材が用意できたら、まずはシャドーイングをするスクリプトを精読してください。
ここでは、意味を理解すること以上に、文書構造をしっかりと捉えることに意識を向けます。
どこからどこまでが主語で、どれが動詞で…などをわかるようにしていきます。とくにシャドーイングを始めたばかりの初心者であれば、マーカなどで主語や動詞、補語などを色分けするとよいでしょう。
その2 スクリプトをリスニングする
次に、スクリプトを見ながら音声を確認します。
ネイティブがどんな発音で、そして呼吸でスクリプトを読んでいるかに集中し、最低でも10回以上聞くようにしてください。
単語単体だけで聞く発音と、いくつもの単語で構成された、いわゆる「文」で聞く発音とでは、まったく聞こえ方が変わってきます。
「聞き取りにくいな…」
「なんて言っていたの?」
なんて、箇所があったら必ずチェックをしながらリスニングをしてみてください。
聞こえた発音を「カタカナ」でルビを振っていてみるのも一つの手だと思います。
その3 音読してみる
「その1」の復習のようなつもりで、構文を意識しながら読んでください。
早く読もうとしてしまうと、「構文を意識」することがおろそかになってしまうので、「構文が意識」できる程度のスピードで読み込むようにしてください。
モゴモゴでもよいので、声に出すように読み込むことが大切です。
人の脳は、映像よりも音声の方が記憶に残りやすいといわれています。目だけではなく、いろいろな感覚を頼って覚えるように工夫をしてみてください。
とくに、音読すると「単語」とその「発音」が記憶に定着しやすくなります。
その4 オーバーラッピングをしてみる
オーバーラッピングとは、英語のスクリプトを確認しながら、流れる音声とほぼ同時に発音をする訓練方法です。
もちろん、構文を意識しながら読むわけですが、「その3」と異なり、音声教材の流れに従う必要があるため自分のペースで読み進めることはできません。
これは、速いスピードであってもしっかりと構文を捉えられるようにするための訓練だと思ってください。
その5 シャドーイングをする
ここまでこれたら、シャードーイングをおこないます(ようやくか…と思われるかもしれません)。
「その1」~「その4」までをしっかりとこなしたとしても、最初は思うようについていけないと思います。
それでも、落ち込んではいけません。ここから、何度もシャドーイングをすることによって必ずリスニング力が上がってきます。
やはりここでも意識すべきは「構文」です。
「構文」を意識しながら「何度も」シャドーイングをおこなってください
英語初心者へおススメのシャドーイングのお助けツール
シャドーイングに使うべき教材
フィジカルなものであれば、TOEICの公式問題集がいいのではないかと思います。
理由はスクリプトがそんなに長くないので、繰り返しの勉強にとても便利です。
また、音声CDが付属していますので、スマホや車に録音をして、移動時間に聞くことができます。
ただ、注意してほしいことは音声のみの場合、
「あれ、さっきなんてしゃべっていただろう?」
と、文を確認したいときに確認することができません。
こんなときは、スマホアプリによるシャドーイングがおススメです。どのようなアプリがおススメかというと、音声とセットえ英文が流れるものです。
シャドーイングのお助けアプリ
実をいうと、前記の「その4 オーバーラッピングの訓練」と「その5 シャードイングする」、この間に1つプロセスを追加すると、初心者であってもシャドーイングが簡単にできるようになります。
それは、「音声をスローで再生し、シャドーイングをする」といったものです。
このようにすることで速いスピードで構文を捉える力や、音声をリピートする力を徐々に高めていくことができます。
このアプリのいいところは、音声のみではなく動画も好きな速度で聞くことが可能だという点です。
YouTubeやTEDなど、音声と英語字幕がセットでついている動画をキャプチャなどし、ゆっくりと再生しシャドーイングをしてみてください。
初心者でも簡単にできますので、超おススメです。
英語初心者 シャドーイングのまとめ
今日はシャドーイングについて、お伝えしてきました。
シャドーイングはリスニング力を上げるための訓練であると説明しましたが、「構文を意識」するためにはリーディング力を高めなければなりません。
結局のところ、シャドーイングはリーディングの延長線上にある訓練なんです!
だから、リーディング力が上がらないとシャドーイングもなかなかできるようにならない…
ただし、逆をいえばシャドーイングができるようになればリーディング力も必ず上がってきます。
そういった側面からも、英語の勉強には必ずシャドーイングが必要と思っております。
ただし、最初にも言いましたが「ただ単にシャドーイングをする」ことはしてはいけません。必ず前述したようなプロセスを踏んで、シャドーイングをするよう心がけてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!シャドーイングによって英語初心者の方が、今以上にスキルが高まることを願っております。
それでは今日はこのあたりで!