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どうも、いちあるです!
本日は、「すべて」を表す「all」と「every」の違いについて記事をまとめていきたいと思います。
「all」と「every」、この微妙な違いに困惑を感じている人は決して少なくはないと思います。
別の場面で使われることもあれば、特定の文脈では意味が重複する場合もあったりします。
例えば、「every student」は「全ての学生」を指し、「all students」も同様ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。
本日はこの2者の違いについてまとめていきたいと思います。
「every○○」の使い方
「every」が付く代名詞には以下の3つが存在します。
- every one (全ての人)
- every body (全ての人)
- every thing (全ての物)
実際の使い方を見ていきます。
- Every one of us must contribute to the success of the project.
(私たち全員がプロジェクトの成功に貢献しなければなりません。) - Every body in the room applauded after the speech.
(部屋の中の全員がスピーチの後に拍手をしました。) - Every thing on the shelf fell and broke during the earthquake.
(棚の上の全ての物が地震で倒れて割れました。)
「every代名詞」の例文のいずれを見ても「すべて」を意味します。
また、「evry」を使った表現はすべて「単数形」となります。
これは、「every」 が複数の要素を一つずつ取り上げるためです。つまり、「every」の後に続く名詞が複数形であっても、文全体は単数形として扱われます。
- Every student needs to attend the meeting tomorrow.
(全ての学生は明日のミーティングに出席する必要があります。) - Every house on the street has a beautiful garden.
(通りの全ての家には美しい庭があります。)
「all」は単独では使わない
「all」も「全て」という意味をもちますが、「every」と異なり単独では使うことはあまりありません。
「all + 名詞」
All students must complete the assignment by Friday.
(全ての学生は金曜日までに課題を完成させなければなりません。)
「all of」
All of us are going to the party.
(私たちは全員がパーティーに行きます。)
「主語+動詞+all」
We were all happy.
(私たちはみんな幸せでした。)
「All+主語+is/are + ○○」
All we need now is some rest and relaxation.
(今私たちに必要なのは、少しの休息とリラックスです。)
また、「all」を使った表現は「複数形」となります。
- All the students participated in the school festival.
(全ての学生が学園祭に参加しました。) - All the flowers in the garden bloomed beautifully in spring.
(春に庭の全ての花が美しく咲きました。)
全体を表す「whole」
何かの完全な一部分ではなく、そのすべてを指す場合「whole」を使って表現することがあります。
「whole」は「all」とほぼ同義で扱うことができますが使う上で注意しなければならない点がいくつかあります。
通常「whole」は可算名詞かつ単数形で使うのが一般です。
- A whole cake was eaten by the children at the party.
(パーティーで子供たちが全てのケーキを食べました。) - She spent her whole life studying for her exam.
(彼女は試験の勉強に彼女の人生を費やしました。) - I watched the whole book last night.
(昨夜は私は本を全部観ました。)
もし、不可算名詞を扱うのであれば「all」を使って以下のような構文にするほうがより自然です。
- All the water in the bottle spilled on the floor.
(ボトルの中の水が床にこぼれました。) - She drank all the milk in the glass.
(彼女はグラスの中の牛乳を全て飲みました。) - He used all the flour in the bag to make bread.
(彼は袋の中の小麦粉を全てパンを作るのに使いました。)
「every」と「all」の違い
「every」 の主な使い方に、定期的な行動や出来事を表現する際に使用されるケースがあります。
「○○ごと」や「○○のたび」といったような訳し方をされるケースが多いです。
- I go for a run every morning.
(毎朝走りに行きます。) - The temperature is checked every 10 minutes to ensure safety.
(安全を確保するために、温度は10分ごとにチェックされます。) - We receive updates on the project’s progress every half year.
(プロジェクトの進捗状況については、半年ごとにアップデートを受け取ります。)
対して、「all」は全体(つまり始まりから終わりまで)といった意味合いを持ちます。
- I’ve been studying all day, and I’m exhausted.
(一日中勉強していて、疲れ果てています。) - We enjoyed a movie marathon all evening yesterday.
(昨日は一晩中映画マラソンを楽しみました。) - She’s been practicing piano all week to prepare for the recital.
(彼女はリサイタルの準備のために一週間ピアノの練習をしています。)
「all」と「every」には微妙な違いがあります。
「all」はとあるグループ全体を一括りにして「全部」という意味合いがあります。
「every」はとあるグループ内にある1つ1つを意識して、「全て」と言っているというニュアンスを持っています。
- She praised every singer on the stage.
(彼女はステージ上のどの歌手をも賞賛しました。) - She praised all singers on the stage.
(彼女はステージ上の全ての歌手を賞賛しました。)
①も②も意味合いとしては同じですが、②のほうがより「一人一人の歌手」を意識した表現となっています。
まとめ
大変お疲れさまでした。
本日のまとめです。
- 「everyを使った代名詞」は「すべて」を意味する
- 「evry」を使った表現はすべて「単数形」
- 「all」を使った表現は「複数形」
- 「whole」は可算名詞かつ単数形で使う
- 「every」 は定期的な行動や出来事を表現する際に使用され、「all」は全体(つまり始まりから終わりまで)という意味で使用される
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!
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