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フィクションの世界から現実へ:『as if』の使い方と意味

どうもいちあるです。

本日は「as if」です。

「as if」は「まるで○○であるかのように…」という訳され方をしますよね。

現実ではないことを仮定的に表現する語句として、比喩的な状況説明などのときによく多用される「as if」。

今日はそんな「as if」のもつ、具体的なイメージを解説していきたいと思います。

直接法として用いられる「as if」

いちある
いちある
「as if」は何も「仮定的な表現」だけを扱う語句ではないんだよ。実際には「直接法」で表すこともあるんだね。

 

「まるで○○かのよう」と説明をされると、仮定法すなわち「本当は○○ではないんだけど○○に見える」というような使い方が一般的かと思いがちです。

 

しかし、「as if」は「直接法」で表現される場合もあります。

 

「直接法」は時制を主節に一致させるので以下のようになります。

 

  • She speaks as if she knows everything.
    (彼女は何でも知っているかのように話します。)
  • He acts as if he owns the place.
    (彼は場所を自分のものだと思っているかのように行動します)

 

例えば一番上の例、「彼女頭がよさそう」「なんでも知ってそうだな」というイメージを前提として、「彼女は何でも知っているかのように話す」ということ。

 

つまり、事実である可能性が高いということですね。

 

もう少しわかりやすい例を紹介しますね。

  • My house feels as if it is about to collapse.
    (家が今にも壊れそうだよ)

 

この場合、私の家は見た目も「ボロ屋」で「実際に壊れそう」であるということです。

 

仮定法として用いられる「as if」

ここでは仮定法の話はいたしませんが、一般的に「as if」といえば仮定法として表現されることが多いのではないでしょうか。

 

ここで用いられる「as if」は何らかのアイデアであったり、現実には起こりえないような空想を前提等して表現が行われています

 

  • 彼女はまるで何も起こっていないかのように笑っていた。
    (She was smiling as if nothing had happened.)
  • 彼はまるでプロの演奏家のようにピアノを弾いている。
    (He plays the piano as if he were a professional musician.)

 

例えば一番上の例、この場合、「直接法」を用いた場合とは異なり、「そもそも何も起こっていない」ことが前提となっています。

 

二つ目の例は、彼は「プロの演奏家ではない」ことが前提となっています。

 

だけど、「そのように見える」ということを仮定法では表現をしているわけですね。

 

仮定法として用いられる「as though」

いちある
いちある
「as if」とほぼ同じ表現で「as though」という表現もあるよ!実はこの2つの語句若干のニュアンスの違いがあるんだ!

 

「as though」は「as if」と同様で、「まるで○○かのように」というほぼ同じ使い方ができます。

 

  • 彼はまるでその問題を完全に理解しているかのように話していた。
    (He spoke as though he fully understood the problem.)
  • 彼女はまるで自分が王族であるかのように振る舞った。
    (She behaved as though she were royalty.)

 

「as if」は「No way」と同じような用法で、単独で使うことができます。

 

まさか!かりえない!!」そんな意味なわけですが、対してas though」はこの用法が使えません

 

これは「as though」は若干現実に近いニュアンスがあるからだと説明されています。

 

つまり「as though」が使われる場合は、話し手側の「もしかしたら本当なのかな…」というような主観が、介入しています。

 

上の例で説明すると、
「彼はまるでその問題を完全に理解しているかのように話していた」
→ 彼はもしかすると、本当はその問題理解しているのかもしれない…

 

とする、若干現実味を感じさせるようなニュアンスとなります。

「as though」は現実に近いニュアンスがある\

「as if」と「like」

「as if」と「like」も似たような方法ができます。

 

主に「looks like」「sounds like」「feels like」などの表現を「looks as if」「sounds as if」「feels as if」で表現することが可能です。

 

  • From his smile, he looks like he’s very happy.
    (彼の笑顔からは、彼がとても幸せそうに見える。)
  • The sound of that car’s engine sounds like it’s malfunctioning.
    (あの車のエンジンの音は、故障しているように聞こえます。)
  • It feels like summer already.
    (もう夏が来たような感じがする。)

 

これら表現は、「like」→「as if」に変えて表すこともできます。

 

  • From his smile, he looks as if he’s very happy.
    (彼の笑顔からは、彼がとても幸せそうに見える。)
  • The sound of that car’s engine sounds as if it’s malfunctioning.
    (あの車のエンジンの音は、故障しているように聞こえます。)
  • It feels as if summer already.
    (もう夏が来たような感じがする。)

 

ただし、「like」は「as if」で使われるような仮定法的な使われ方は一般的にできないので注意が必要です。

 

まとめ

大変お疲れさまでした。

本日のまとめです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

それではまた!

 

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ABOUT ME
ichiaru
30代中盤より英語学習を始め、TOEICスコアを350→825に向上。2000回以上の英会話レッスンを経て英会話力を習得し、外資系企業に転職。現在もさらなる英会話力向上を目指しています。ブログでは、いままでの学習経験をもとに英語の勉強法などを発信中。