どうもいちあるです。
本日は、表題の通り「like」について解説をしていきたいと思います。
さて、この「like」ご存じのかたも多いと思いますが、「好き」という意味だけではありません。
実は「○○と似ている」というような表現で用いられることも多かったり、また別の意味をもっていたり。
本日はそんな「like」について少し確認をしていきたいと思います。
「○○のように」の意味で使われる「like」
ここで説明している「○○のように」で用いられる「like」は前置詞として働いています。まずは例文を見てみましょう。
- He acts like he knows everything about the topic.
(彼はそのトピックについてすべてを知っているかのように振る舞っている。) - She talks like she’s been studying English for years.
(彼女は何年も英語を勉強してきたかのように話す。)
上記の例では、「like」の後に「S+V」の文が続いていますが、名詞や動名詞が続く場合もあります。例えば、
- He’s acting like a boss.
(彼は上司のようにふるまっている)
この意味で使われる「like」は「同じでない」ことを前提として、「○○のように」と説明しています。
He acts like he knows everything about the topic.
(彼はそのトピックについてすべてを知っているかのように振る舞っている。)
→つまり、彼はそのトピックについてすべて知っていない
She talks like she’s been studying English for years.
(彼女は何年も英語を勉強してきたかのように話す。)
→つまり彼女は何年も英語を勉強していない
He’s acting like a boss.
(彼は上司のようにふるまっている)
→つまり彼は私の上司ではない
「○○のように」で用いられる「like」は前置詞として働いて、「同じでない」ことを前提として、「○○のように」とあとに続く語句を説明する。
「like」と似たような使い方の「as」
- The town looked exactly as it was fifty years ago.
(その町は50年前と全く同じように見えました。) - The package should arrive by Friday, as I told you yesterday.
(昨日お伝えした通り、その荷物は金曜日までに届くはずです。)
上記の表現は、「as」を「like」に変えても使うことができます。
- The town looked exactly like it was fifty years ago.
(その町は50年前と全く同じように見えました。) - The package should arrive by Friday, like I told you yesterday.
(昨日お伝えした通り、その荷物は金曜日までに届くはずです。)
基本的に、「as」と「like」は似たような意味がありますが、以下のような文では「as」は使うことができないので注意が必要です。
○ I can’t stand it when you leave your clothes scattered around the room like this. (君がいつも部屋中に服をこんな風に散らかすのが我慢ならない。)
× I can’t stand it when you leave your clothes scattered around the room as this. (君がいつも部屋中に服をこんな風に散らかすのが我慢ならない。)
「like」の立ち入れない、「as」の専門領域
以下のような表現は、一般的には「like」は用いられません。
「as」の専門領域とお考え下さい。
「○○として」の「as」
As a teacher, my priority is nurturing students’ curiosity and fostering a love for learning
(教師として、私の優先事項は生徒の好奇心を育て、学ぶことへの愛情を育むことです。)
「as」+ 「名詞」で○○として、という意味になります。
これは冒頭に説明した、「like」+ 「名詞」の○○のようににも似た表現ですが、「as」の「○○として」は「○○」であることを前提としています。
上記の例で説明すると、「as a teacher」→「教師として」なので、この人は「教師」であることが前提です。
しかし、「as」ではなく「like」である場合は、「教師のように」となるので、この人は「教師ではない」ことが前提となるわけです。
この違いに注意してください。
「○○したとおり」の「as」
これらの表現も、一般的な表現としてよく使われますね。
同じような言い回しがいくつかありますので、例文を挙げておきます。
- As you know, our company values teamwork above all else. (ご存知の通り、当社は何よりもチームワークを重視しています。)
- As I expected, the new software update has greatly improved our productivity.
(私が予想していた通り、新しいソフトウェアのアップデートが私たちの生産性を大幅に向上させました。) - As he thought, the solution to the problem was simpler than it initially seemed.
(彼が考えていた通り、問題の解決策は最初に思われたよりも簡単でした。) - As I said, we need to finalize the budget by the end of the week.
(私が言った通り、予算を今週末までに最終決定する必要があります。)
「いつも通り」を表現する「as」
「as always」や「as usual」などを使って、「いつも通り(一般的に)」を表現します。
- As always, Sarah was the first one to arrive at the meeting.
(いつも通り、サラは会議に最初に到着しました。) - As usual, Tom forgot to bring his lunch to work today.
(いつものように、トムは今日も職場に昼食を持ってくるのを忘れました。)
以上のような表現は「as」が一般的に用いられ、「like」は使えないので注意をしてください。
まとめ
お疲れさまでした。
本日のまとめです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた!
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