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未来の予定を表現するための現在進行形の使い方

どうも、いちあるです。

 

本日は、「現在進行形」の解説です。

 

ただ、普通の現在進行形ではなく「未来を表す現在進行形」です。

 

現在進行形は通常、状況や行動を強調して「今、○○の最中です」と表現する形であると教わったのではないでしょうか。

 

じつは、この現在進行形を使って「未来」を表現することもできるんです。

 

今日はそんな「現在進行形を使った未来の表現」ついて説明をしていきたいと思います。

 

未来の表現をする「be + ing」

未来を表す有名な単語として「will」という助動詞があります。

 

「will」は意志や予測、瞬間的な決断を表現する場合に使いますよね。例えば以下のようなニュアンスです。

 

  • I forgot my umbrella. I will buy one from the store.
    (傘を忘れました。店で1つ買います。)
  • Oh no, I’m running late! I will take a taxi to get there faster.
    (ああ、遅れてしまいました!タクシーを利用して早く着きます。)

 

この「will」という助動詞、文脈によっては将来の出来事に関連しないこともあったりします(今回ではこの説明は省きます)。

 

それに対し、未来を表すing形は予定されたイベント、約束、将来の計画などを表現したいときに主に使われます。

 

  • I am meeting my friends tomorrow.
    (私は明日友達と会います。)
  • They are coming to visit us next week.
    (彼らは来週私たちを訪ねに来ます。)
  • She is leaving for Paris on Friday.
    (彼女は金曜日にパリに出発します。)

 

ポイントは、「tomorrow」や「next week」など具体的な日付などが文中にあるということです。この場合は、この現在進行形は未来のことを表していると解釈することができます。

つまりは、すでに決められたり、準備されている将来のイベントなどに対して、「現在進行形」を用いて未来を表現することになります。

 

現在進行形との違い

では、一般的な「現在進行形」との区分け方をどのように判断するかというと、少しコツも必要なようです。

 

というのも、会話の中でどちらの「be + ing」を判断していく必要があるからです。

 

A: What are the doing??

B:They are playing tennis. (彼らはテニスをしている。)
(文脈より将来の予定ではないので、未来を表すing形ではありません。

 

 

項目 未来を表す「ing形」 一般的な現在進行形
形式 be動詞(am/is/are) + 動詞のing形
意味 将来のアレンジされた特定の行動や予定を表す 現在進行中の行動や状況を表す
例文 I am meeting my friends tomorrow. (私は明日友達と会います。) I am studying for my exam. (私は試験の勉強をしています。)
使用場面 予定されたイベント、約束、将来の計画など 現在進行中の行動、状況、一時的な状態を表す
注意点 文脈が将来の出来事に関連している必要がある。 現在の行動や状況を述べる文脈で使用される。

 

“まとめ”の表でも書きましたが、「未来を表すing形」か「現在進行形」かを判断するには、ある程度文脈の理解が必要であるということを併せて理解しておいてください。

 

助動詞「will」との違い

実は、すでにアレンジされた将来のイベントや計画を表現するときは「will」ではなく、「be動詞 + ing形」を用いたほうがより適切といわれています。

 

  • He will go to the store later.
    「He is going to the store later.」と言った方がより自然です。
  • They will eat dinner at 7 PM.
    「They are eating dinner at 7 PM.」と言った方がより自然です。
  • She will call you when she arrives.
    「She is calling you when she arrives.」と言った方がより自然です。

 

項目 未来を表す現在進行形 will
形式 be動詞(am/is/are) + 動詞のing形 will + 動詞の原形
意味 将来の特定の行動や予定を表す 予測、意思、決意、約束を表す
使用場面 予定されたイベント、約束、将来の計画など 未来の意思や予測を表現する文脈、瞬間的な決断や意思の表示
例文 I am meeting my friends tomorrow. (私は明日友達と会います。) I will call you later. (後であなたに電話します。)
違いのポイント 主に予定された将来の行動や予定を表す。文脈は将来の出来事に関連している必要がある。 意志や予測、瞬間的な決断を表現する。文脈によっては将来の出来事に関連しないこともある。

 

未来を表現する「do(一般動詞」

併せて、一般動詞が未来のことを表現することがあります。

 

英語では一般動詞を使用して将来の予定(時刻表など)や計画を表現することが一般的です。これは、特定の時制を示すためには未来形や現在進行形を使用しなくてもよいためです。

 

  • I start to work at 5:00.
    (私は5時に仕事を始めます。)
  • The train leaves at 8 PM.
    (列車は午後8時に出発します。)

 

単なる習慣や、タイムテーブルなどの説明をする場合にはこのような使い方をします。

 

一応、こちらもまとめの表を載せておきます。

項目 一般動詞
形式 動詞の基本形
未来の意味 将来の予定や習慣を表現する
使用場面 毎日の習慣、定期的な予定、将来の計画を表現する
注意点 文脈から将来の意味が理解される必要がある

 

まとめ

大変お疲れ様でした。

以下、まとめです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた!

ABOUT ME
ichiaru
30代中盤より英語学習を始め、TOEICスコアを350→825に向上。2000回以上の英会話レッスンを経て英会話力を習得し、外資系企業に転職。現在もさらなる英会話力向上を目指しています。ブログでは、いままでの学習経験をもとに英語の勉強法などを発信中。