どうも、いちあるです!
サイトのデザインをちょこちょこと整理していたらブログの更新が途絶えてしまっていました。
今日よりまた更新を頑張りますのでよろしくお願いします!
さて、今日はTOEICの勉強法について少しお話をしていきたいと思います。
ずばり、
TOEIC800くらいまでなら教材はあれもこれもと手を出さず、少ない教材の方が効率がいい!
と言ったお話です。今日はその理由について筆者の経験から説明できればと思います。
【英語初心者】TOEICの学習 教材は少なく絞った方がいい?
教材を買いまくるデメリット その1
まず私の経験です。
教材を買いまくってしまった事で何が起きたかというと、「語彙力が上がらない」という事態におちいりました。
一見すると、いろいろな書籍を読む事で、新しい単語に出会うため、なんとなく語彙力が高まりそうに思えますが…
いえいえ、人の記憶力には限界があるんです。
記憶の定着には何度も繰り返して読むことがとても重要なんです。
(その辺りの記事は、こちらを参考にしてください)
当たり前のことですが、初心者の場合ほとんど英単語がわからない状態で勉強がスタートします。
記憶の定着には絶対といっていいほど「復習」が必要になってきます。
そもそも、人間の脳はオーバーフローしないために「物事をなるべく覚えない仕組み」になっているため、「覚えたばかりのこと」はすぐに忘れてしまう運命なんです。
「エビングハウスの忘却曲線」って聞いたことはありますか?
- 覚えてから20分後に4割忘れる
- 1時間で5割以上忘れる
- 次の日には7割以上忘れる
だからこそ、記憶を定着させるためには「復習」が重要な要素なんです!
乱暴にたくさんの教材に手をかけ、浅く広い勉強をしてしまうと、復習するときには覚えた単語はほとんど忘れてしまっていて、初めて読んだ時とさほど変わらない状態になってしまっています。
重要なことは、忘れてしまう前にもう一度インプットをしなおすことです。
これによって、忘却曲線をなだらかにでき、記憶が定着されます。
教材を買いまくるデメリット その2
そして、その2…リスニング力の成長が極端に止まる。
リスニングの勉強をするとき、どんなことに気を付けているでしょうか?
- 文法を意識する
- 文章構造をしっかり捉えながら聞く
- 語彙をひとつづつ確認しながら聞く
どれも間違っていない気もしますが、初心者の場合はいずれもNG。
筆者も「文書構造をしっかりと捉えるリスニング」はとくに推奨しますが、これはある程度リスニングに慣れてきてからの話です。
まず初心者がリスニングのときに心がけていただきたいことは、「イメージ」をすることです。
「イメージ」とはリスニングをしているスクリプトのシーンを具体的に思い描くことです。
エアコンが壊れて、修理御者に電話をしている最中のスクリプトがながれたのであれば…
- 女性が受話器片手に電話をかけている
- とても困った顔をしている
- とても暑そうで汗が額からぽつぽつと流れ出ている
こんなイメージを思い浮かべながら、あたかも自分が経験をしているような気持で、リスニングをすることをこころがけてください。
イメージするのとしないのでは、効果に雲泥の差があります。
ただ英語初心者の場合、はじめて聞いたスクリプトに対してこのようなイメージを即座に定着させるのは困難ではないでしょうか?
初心者は「語彙力がなく、文法的にも文章を理解できない」…、そのためそちらの解決に意識が向いてしまいます。
イメージを定着させるためにも数多くの復習をすることがとても重要になるわけです。
あまりにも幅広い教材の選択は浅い復習になってしまい、「イメージ」の定着を遅らせ意味のないリスニングを繰り返してしまうことになりかねないので、やはり短いスパンで何度も復讐をすることが必要になります。
教材を買いまくるデメリット その3
そしてその3は、ずばり「自己満足」におちいるです。
自己満足とは「勉強をした気になってしまう」という事です。
どんな勉強でもそうですが、長い時間をかけて勉強をすればいいというわけではありません。
私も英語の勉強以外に多くの勉強をしてきましたが、確実に言えるのは「量より質」です。
これは、教材選択にもいえるのですが、本棚や机にびっしりと本が山積みになっていると勉強をした気になってしまうんですね…
筆者が自己満足におちいらないように心がけていることは…
- 本当に重要なところ以外はマーカーは引かない
- ノートはきれいに取らない(あとで見返して理解できる程度にとどめています)
そして3つ目が、
- 教材を集めすぎない
この「勉強した気になる」という事態は結構やっかいです。
というのは、「こんなに勉強したのに成果が出ない…」と勝手に思いこむことによってメンタルをやられます。
勉強を継続するには「メンタル」がメチャクチャ重要になってきますので、「メンタル」を崩さないためにも質が伴った勉強をしましょう。
英語初心者に向けた質を伴った勉強方法
3サイクル反復練習法
筆者がおススメする、勉強法は「3サイクル反復練習法」です。
これは一般社団法人日本記憶能力育成協会会長の池田義博氏の著書「脳にまかせる勉強法」で取り上げられた勉強法です。
その勉強法として、まず初めに集中力が続く範囲で、なるべく狭い範囲で区切りを設けます。
例えば「1ページ」で区切りを設けるのもよいです。この区切りを3回繰り返しながら(つまり復習をしながら)、勉強をすすめる方法です。
例えば…
- 1ページ
- 1ページ、2ページ
- 1ページ、2ぺージ、3ページ
- 2ページ、3ページ、4ページ
- 3ページ、4ページ、5ページ
- 4ページ、5ページ、6ページ
といったように、同じページを3回繰り返したら次のページに進む勉強法です。
例えば、TOEICの勉強であれば、ページ番号ではなくリスニングのスクリプトを一区切りとして、「1つのスクリプトを3回復習したら次のスクリプトに進む」などのやり方でいいと思います。
ようは、ある程度時間が過ぎたあとで、くりかえしの復讐をすることに意味があるんです。
「ちょっと忘れかけ始めている…」
この状態で、知識の上塗りをしてあげると記憶がより一層定着します。
この方法で1つの教材を1周させ、何周も何周もしてください。
アウトプットで一人芝居
ある程度インプットが進んだら、感情を伴わせたリーディングをしましょう。
どんなやり方かというと、スクリプトや長文問題に書かれた文書などを、あたかも自分が発信した言葉のごとく感情を入れて話します。
ジェスチャーを入れながら、一人芝居をします。
人の脳は感情が伴った情報を優先して記憶するようにできているそうです。楽しかった思い出話を話すような感覚で、読み込みましょう。
そうすることで、いつの間にかリスニングをした内容が「イメージ」として頭に残るようになります。「イメージ」として入ってくることによってリスニングの処理能力がメチャクチャ高くなります。
もう一つは、「誰かに教える」ことです。
これは、「誰かに教えるふり」でもOKです。例えば、一つの文章を読んで…
「ここからここまでが主語で、ここが動詞…、関係代名詞はこれで…、つまり翻訳すると〇〇ということを意味しています」
(すこしわかりにくいですね…(-_-;))
といったように、誰かに教えているふりをするんです。自分の知識の確認にもなりますが、何よりアウトプットすることで知識の定着に役立ちます。
誰かに教えることで、わからなかった部分がわかるようになった…なんて経験あると思いますが、まさしくこれを再現するんです。
ディクテーションと暗唱をする
ディクテーションとは読み上げられる単語を書き込むことです。
知識の定着は、単に耳だけで音を聞くだけではなく、体の動きをプラスしてあげるとより定着しやすくなります。
空書でもいいので、手の動きを伴わせてあげてみるのもよいでしょう。
リスニングとスピーキング力を高めるためには、暗唱もおすすめできます。
私の場合シャドーイングが苦手だったので、リスニング教材を暗唱していました。結構骨の折れる勉強法でしたが、個人的にはリスニングに対して効果があったように思えます。
ただし、単に暗唱するのではなく、必ず「自分の言葉にして」暗唱するようにしてください。さきほども書きましたが、重要なのは「イメージ」をすることです。
【英語初心者】TOEICの学習のまとめ
どうでしょうか?
教材を絞る理由と、効率のよい勉強方法が何となく理解していただけたでしょうか??
筆者の場合、購入したTOEICの教材は「公式問題集」の3冊くらいです。この3冊をベースとして、「質の良い勉強」を取り入れることで800点を超えることができました。
自分では理解したと思っていた部分が、意外に理解しきれていないことがよくあります。そういった部分をつぶしていくことで1歩ずつ前にすすめばいいんです!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
何度もいいますが、「復習」がメチャクチャ重要です。復讐に重きを置いた勉強法を取り入れていただいて、みなさんの勉強が実を結ぶことを願っています。
それでは今日はこのあたりで!!