English

好みや選択を表現する: 「prefer」と「would rather」の違い

スポンサーリンク

どうも、いちあるです。

本日は、「prefer」と「would rather」の使い方について解説をしていきたいと思います。

「prefer」も「would rather」も、どちらも選好や選択を表現しますが、微妙な使い方の違いがあります。

使い慣れない方もいらっしゃると思いますが、使えると以外に便利な表現ですので、最後まで読んでいただき、表現をマスターしていきましょう。

好みを比較する「prefer」

「prefer」は主に好みを比較する場合に使います。

主な使い方は、以下の3通りです。

単に「○○を好む」と表現する場合

動詞の後ろに「to不定詞」や「動名詞」をとり、「○○することを好む」という場合にこの文型が使われます。

prefer + 「to不定詞 or 動名詞」

  • I prefer swimming pools.
    (私はプールで泳ぐことを好みます。)
  • She prefers to read books instead of watching TV.
    (彼女はテレビを見る代わりに本を読むことを好みます。)

「to」を介して2つの選択肢を比較する場合

「prefer」に続く名詞や代名詞、「to」に続く名詞や代名詞と2つの、小さな文構造になっています。

主語 + prefer + 名詞など + to + 名詞など

「prefer」の後に続く名詞や代名詞が、主語が好むものを示します。

そして、「to」の後に続く名詞または代名詞が、好まれるものと比較されるものを示します。

このようにして、2つの選択肢の間での好みや選択を明確に表現することができます。

  • I prefer apples to oranges.
    (私はオレンジよりもリンゴを好みます。)
  • She prefers tea to coffee.
    (彼女はコーヒーよりも紅茶を好みます。)
  • They prefer staying at home to going out.
    (彼らは外出するよりも家にいることを好みます。)

「rather than」と組み合わせて用いる場合

まえに記入した「to」を介して2つの選択肢を比較する場合で、「to」を「rather than」にしても表現することができます。

主語 + prefer + 名詞など+ rather than + 名詞など

  • I prefer to stay at home rather than go out.
    (私は外出するよりも家にいることを好みます。)
  • She prefers to read rather than watch TV.
    (彼女はテレビを見るよりも本を読むことを好みます。)
  • They prefer tea rather than coffee.
    (彼らはコーヒーよりも紅茶を好みます。)

preferに似た表現で「would prefer」という使い方があります。

「would prefer」はおもに、「その時、その状況」において「こちらが好きだ」という場合に主に使われます(私は一般的にこちらが好きだ、といったような一般的な好みに対しては「prefer」を使います)

A: What do you want to do this evening? (今晩は何をしたいですか?)
B: I would prefer to stay in and watch a movie. How about you?(私は家にいて映画を見たいです。あなたはどうですか?)

この会話の場合、「今晩は家にいて映画を見たい」ということであって、「私は家にいて映画をみることが私の好みだ」といっているわけではありません。

この「would prefer」の場合、通常後に続くのは「to不定詞」となります(動名詞は取れません)。

「今どうしたい」かは「would rather」

話は前後してしまいますが、上記”参考”で話した「would prefer」とほぼ同じ意味で「would rather」という表現が存在します。

「would rather」を省略し「主語’d rather」というような使い方が一般的です。

主語 +would rather + 動詞の原形 + その他の要素

上記のように「would rather」のあとには動詞の原形がきます。

  • I‘d rather stay home.
    (私は家にいたいです。)
  • She would rather read a book than watch TV.
    (彼女はテレビを見るよりも本を読みたいです。)
  • Would you rather have tea or coffee?
    (お茶とコーヒー、どちらがいいですか?)

また、「would rather」を否定形にする場合、一般的には「would rather not」を使用します。文全体を否定する際には、「not」が「would rather」の後に直接続きます

主語 +would rather + not + 動詞の原形 + その他の要素

「not」の位置に注意しましょう。

  • She would rather not eat sushi for dinner.
    (彼女は夕食に寿司を食べたくありません。)
  • We would rather not spend too much money on vacation.
    (私たちは休暇にあまりお金を使いたくありません。)

誰かに何かをしてもらいたいときの「would rather」

「would rather」を使って、誰かに何かをしてもらいたいときは、以下のような文書構造になります。

主語 +would rather + 人 + 動詞の過去形 + その他の要素

注目すべきポイントは「動詞の過去形」を使っているという点です。現在のことでも「動詞の過去形」を使って表現をします。

  • I would rather you helped me with the dishes.
    (私はあなたに食器洗いを手伝ってもらいたいです。)
  • She would rather her husband cooked dinner tonight.
    (彼女は今夜は夫に夕食を作ってもらいたいです。)
  • We would rather the company provided more training opportunities.
    (私たちは会社にもっと研修機会を提供してもらいたいです。)

まとめ

大変お疲れ様でした。

本日のまとめです。

「prefer」と「would rather」
  • 単なる好みを伝える場合は、「prefer」を使う
  • 「prefer」には、「to」や「rather than」を使って2つの選択肢を比較する使い方ができる。
  • 「その時、その状況」において「こちらが好きだ」という場合には「would rather」を使う
  • 誰かに何かをしてもらいたいときは「主語 +would rather + 人 + 動詞の過去形」となる(現在の表現であっても)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた!

スポンサーリンク

ABOUT ME
ichiaru
30代中盤より英語学習を始め、TOEICスコアを350→825に向上。2000回以上の英会話レッスンを経て英会話力を習得し、外資系企業に転職。現在もさらなる英会話力向上を目指しています。ブログでは、いままでの学習経験をもとに英語の勉強法などを発信中。