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どうも、いちあるです。
さて本日は直接話法と間接話法の違いについての説明です。
「昨日ニュースでさ~、ニュースキャスターが「○○で△△」っていってたんだよね」のうちの「○○で△△」というところが直接話法か間接話法か、といった話につながりますよね。
私も、ごくごく会話の中で使うケースもあるのですが正直あまり得意ではありません。
簡単そうに見えて例えば「時制を合わせなければならない」、とか「過去の表現ではhaveをつける」とか…。
とういうことで今回はこれらについて徹底的に解説をしていきたいと思います。
※ ボリュームが大きいので2回に分けて説明をしていきます。
直接話法と間接話法とは
一方で、間接話法は、話者の言葉を要約して伝える方法なんだ!
人と話すときに、情報を正確に伝えたいときは、適切な表現方法を選択することが重要です。こういった場合に、直接話法と間接話法をうまく使い分ける必要があります。
日本語もほぼ同じようなことが言えるのではないでしょうか。
直接話法
話し手の言葉をそのまま引用します。
例えば、昨日会った友人が「I am going to the US next month」といった場合、文をそのまま引用しますので、「My friend said, ‘I am going to the US next month’」となります。
文書で直接話法を使う場合には、基本的に「’(クォーテーション)」で文をくくり、「こう言ってたんだよね」とう部分を強調してあげる必要があります。
She said, ‘I have to work late tonight.’
彼女は言った、「今晩は遅くまで働かなければならない」と。
間接話法
間接話法では、話者の言葉を要約して伝えます。
例えば、「My friend said that she was going to the US the following month」となります。
間接話法では「’(クォーテーション)」は使いません。その代わり、接続詞(thatなど)を使用して話者の言葉を伝えます。
- She said that she had to work late tonight.
- 「彼女は言った、「今晩は遅くまで働かなければならない」と。」
直接話法と間接話法の違い
実はどちらを使うかで、何を重視しているか、文章の組み立て方など若干の違いがあるんだ!
直接話法と間接話法はどちらの話法を使うかで以下のような違いがあります。
【誰の目線か?】
直接話法では話者の視点が、間接話法では聞き手の視点が重視されます。
【文法的な変化】
直接話法ではそのままの言葉が使われますが、間接話法では変化が加えられることがあります。
【「’(クォーテーション)」の有無】
直接話法ではが「’(クォーテーション)」使用されますが、間接話法では使用されません。
とくに、「文法的な変化」については少しややこしいので次の章で詳しく説明していきます。
直接話法から間接話法への変換
そのあたりを少し詳しく見ていこう。
直接話法から間接話法へ文を変換する場合は主に以下の4つの手順を踏みます。
- クォーテーションの除去
- 接続詞の使用
- 時制の変更
- 人称代名詞の変更
では、実際に例文を使ってみていきましょう。
- He said, ‘I will visit Tokyo next week(彼は言っていた、「私は来週東京に行く」と)
まずは、直接話法です。
この文を間接話法にすると以下のようになります。
- He said that he would visit Tokyo the following week
- クォーテーションの除去 → あったはずのクォーテーションはなくなっています
- 接続詞の使用 → 「that」が追加されています
- 時制の変更 → 「will」が「would」に変化しています
- 人称代名詞の変更 → 「I」が「He」に代わっています
では例文をもう少し見ていきましょう。
間接話法と時制の変化
ここからは少しだけ複雑です。
まずは以下の文を見てください。
- 彼女は言った、「今晩は遅くまで働かなければならない」と。
この文の一部を過去形にします。
- 彼女は言った、「今晩は遅くまで働かなければならなかった」と。
この場合どのように表現するのかを説明していきます。
ただし基本的な考え方は変わりません。
- クォーテーションの除去
- 接続詞の使用
- 時制の変更
- 人称代名詞の変更
上記の4つのプロセスを踏みますが、注意しなければならないのは③です。
いろいろなケースがありますので、ひとつづつ見ていきましょう。
過去形
間接話法「時制の変化」の部分が、以下のように変化をします。
had been
直接話法 | 間接話法 |
---|---|
She said, ‘I was a student.’ | She said she had been a student. |
現在完了形
こちらは「過去形」のときと同じ変化をします
had been
直接話法 | 間接話法 |
---|---|
He said, ‘We have already booked our tickets. | He said that they had already booked their tickets. |
「will」や、「can」「should」などの助動詞
「will」「can」は過去形になります。すでに過去形である「should」などは変化しません。
would
could
should or might(すでに過去形の助動詞は変化しない)
直接話法 | 間接話法 |
---|---|
She said, ‘I can speak French.’ | She said that she could speak French. |
He said, ‘I will call you tomorrow.’ | He said that he would call you tomorrow. |
They said, ‘You should study harder.’ | They said that you should study harder. |
まとめ
お疲れさまでした。
本日のまとめです。
- 文書で直接話法を使う場合には、基本的に「’(クォーテーション)」で文をくくり、「こう言ってたんだよね」とう部分を強調する。
- 間接話法では「’(クォーテーション)」は使わない。その代わり、接続詞(thatなど)を使用する。
- 直接話法から間接話法へ文を変換する場合は4つ手順(クォーテーションの除去、接続詞の使用、時制の変化、人称代名詞の変更)を踏む。
- 間接話法と時制の変化は「現在形は過去形」、「過去形は過去完了形」、すでに「助動詞は助動詞の過去形」、「助動詞の過去形は変化なし」というルールに従う。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回も直接話法と間接話法の「part2」を説明いたします。
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