どうもいちあるです。
本日は、「for」と「since」の違いについて説明をしていきたいと思います。
おそらく皆さんも普段英語の勉強をしているなかで、なんとなく違いは理解していると思いますが、細かいところまでしっかりと考えたことがない方も多いのではないかと思います。
そんな、「for」と「since」について具体的な使い方を交えながら考えていきたいと思います。
期間を示す「for」
冒頭でも説明しましたが、「for」と「since」にはともに期間を表すための語句ですが、微妙な違いが存在します。
その違いは「for」は期間を示すということです。
5時間、1週間、20年などといったような具体的な時間を表す場合に「for」が使われます。
- She traveled to Europe for two weeks.
(彼女は2週間ヨーロッパへ旅行した。) - He worked as a volunteer at the shelter for several months.
(彼は数ヶ月間、シェルターでボランティアとして働いた。)
期間を示す「since」
「since」も「for」と同様に、「期間」を示しますが、「since」の場合は、ある一定の地点からとある状態が「継続」している場合に使われます。
こちらは、具体的な期間を説明することはなく、月曜日や、ランチタイム、2021年などの名詞を取ります。
また、接続詞でもあるため「S + V」をとることもできます。
- She has been living in New York since 2010.
(彼女は2010年からニューヨークに住んでいます。) - He has been learning to play the guitar since he was a child. (
彼は子供の頃からギターを弾くことを学んでいます。) - I have been waiting for the bus since 3 o’clock.
(私は3時からバスを待っています。)
具体的な期間を「since」で表すことはできません。
- I stayed in Paris
sincea year to study French.
「How long」と聞かれたら「for」、「When」と聞かれたら「ago」
すでに気づかれている方も多いかもしれませんが、「for」を使う文は現在完了や、過去完了、未来完了などの「完了形」が多いです。
そのため、おのずと「How long」からの質問に対しては、「for」や「since」で答えることが多くなります。
How long have you been studying Japanese?
- I have been studying for 3 years.
(私は3年間日本語を勉強しています。)
How long can I borrow this book from the library?
- You can borrow this book for two weeks normally, but you can extend it if needed.
(通常は2週間ですが、延長することもできます。)
もう一つは、いつ?を質問する場合「When」で質問を受ける場合もありますが、この場合は「for」や「since」で答えるより、「ago」を使うほうが自然です。
When did you move to this city?
- I moved to this city two years ago.
(私は2年前にこの街に引っ越しました。)
また、「When」の質問に対する答えは「完了形」ではなく「過去形」を用います。
ただし、「Since when(いつから?)」から始まる疑問文に対しては、「How long」と同じような答え方になります。
「for」は省略できる
期間を示す「for」は、省略されることがあります。
主に「結婚」や「住む」などの動詞のあとに続く「for」は省略されることが多いようです。
これら動詞には「継続」のイメージがありますし、「for」がなくても「期間を示しているんだな」というのは想像ができますからね!
- I have been married to my wife 20 years.
- I have been living here 5 years.
ただし、否定文には「for」の省略ができないのが一般的です。
- I haven’t seen him for two weeks.
(二週間彼に会っていません。) - She hasn’t called her parents for a month.
(1ヶ月間彼女は両親に電話をしていません。)
まとめ
本日のまとめです。
- 5時間、1週間、20年などといったような具体的な時間を表す場合に「for」が使われる。
- 月曜日や、ランチタイム、2021年などの名詞をとる。また、接続詞でもあるため「S + V」をとることもできる。
- 「How long」からの質問に対しては、「for」や「since」で答えることが多くなります。
- 「When」で質問を受ける場合は「for」や「since」で答えるより、「ago」を使う。
- 「結婚」や「住む」などの動詞のあとに続く「for」は省略される。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!
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