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どうも、いちあるです。
本日は「supposed to」です。
こちらは、以前説明した、客観的な事実を表現したい場合に使う「It is said that」と似たような表現になります。
意味としては「○○することになっている」という表現としてよく耳にする方が多いのではないでしょうか?
今日はこの「supposed to」について、現在形から過去形まで詳しく説明をしていきたいと思います。
また、以下の記事も併せて読んでいただけると、英語での客観的な表現方法の理解がさらに深まるとおもいますので、併せて確認してみてください。
○○のはずだを表す「supposed to」
「supposed to」という表現ですが、例えば何かのルールや期待に関連して使われることが多いです。
例えば、「あなたはここではたばこを吸うべきではない(You’re not supposed to smoke here)」などです。
なお、文書構造については以下の通りです。
be動詞 + supposed + to + 動詞の原形
supposedのあとに続くtoは「to不定詞」のため動詞の原形が続きます。
例文をいくつか見ていきましょう。
- The meeting is supposed to start at 10 AM.
(会議は午前10時に始まるとうことになっています。) - The package is supposed to arrive by the end of the week.
(その荷物は週末までに届くとうことになっています。) - She‘s supposed to graduate from college next year.
(彼女は来年大学を卒業するとうことになっています。)
自分で「やることになっている」ことを決めているというよりは、外からの圧力(例えばルールなど)が働いていて「やることになっている」というニュアンスがあります。
もし、自ら進んで「やることにしている」と表現したい場合は「be going to」が適切な表現でしょう。
「It is said that」と「be supposed to」について
「supposed to」 は 「It is said that」 と同様の意味で使われることがありますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
「It is said that」 は、一般的な情報源や噂に基づいて何かが述べられていることを示します。
一方で「be supposed to」 は通常、その事柄が社会的な期待や規範に基づいている場合や、計画された予定に従っている場合に使われます。
- The new policy is supposed to improve employee satisfaction.
(新しい方針は従業員の満足度を向上させるとされています。) - The medication is supposed to alleviate symptoms within 24 hours.
(その薬は24時間以内に症状を緩和するとされています。) - The project is supposed to be completed by the end of the month.
(そのプロジェクトは月末までに完了するとされています。)
「一般的に、○○とされている」というようなニュアンスになりますが、「It said that」でも同じような表現と理解しておいても問題はありません。
- It is said that the new policy will improve employee satisfaction.
(新しい方針が従業員の満足度を向上させると言われています。) - It is said that the medication will alleviate symptoms within 24 hours.
(その薬が24時間以内に症状を緩和すると言われています。) - It is said that the project will be completed by the end of the month.
(そのプロジェクトが月末までに完了すると言われています。)
「○○してはならない」= not supposed to
「supposed to」を否定形で使うと、「〜してはならないことになっている」という意味になります。これは、期待や本来のルールなどに反する状況などを表します。
例えば、「You’re not supposed to park your car here.」は、「ここに駐車することは許されていない」という意味になります。つまり、その場所で駐車することは期待されておらず、ルールに反する行為であるということになります。
- You‘re not supposed to use your phone during the exam, but many students still do.
(試験中に携帯電話を使うことは許されていませんが、多くの学生がまだ使っています。) - They‘re not supposed to leave the building after 10 PM, but sometimes emergencies happen.(彼らは夜10時以降に建物を出ることは許されていませんが、時々緊急事態が発生します。)
- She‘s not supposed to eat sweets before dinner, but she couldn’t resist the temptation.
(彼女は夕食前にお菓子を食べることは許されていませんが、誘惑に勝てませんでした。)
誰かが実際にやった行為(現実)と、ルールや期待(本来あるべき理想)が乖離している場合に使われる表現なので「but」などの接続しと多用されることが多くあります。
- ルールや期待(supposed to)、(but)誰かが実際にやった行為
「○○はずだった」= was/were supposed to
何らかの義務や、期待があり、「それをやらなければならない…、けれどできなかった」とう場合には「was/were supposed to」を使って表現をします。
ここで、注意しなければならない点は、「やれなければならない」義務や期待、予定などがあり、それに応じることができなかった場合に使われるという点です。
- She was supposed to finish her project by Friday, but she fell ill.
(彼女は金曜日までにプロジェクトを終えるはずだったけど、病気になった。)
→プロジェクトを終えることを期待されていた - The flight was supposed to depart at 3 PM, but it was delayed.
(その飛行機は午後3時に出発するはずだったけど、遅れた。)
→飛行機は3時に出発することが一般的に期待されていた
なお、「やれなければならない」義務や期待、予定などはとくになく、それに応じることができなかった場合は「was/were goint to」を使います。
- We were going to go to the movies last night, but it started raining.
- (昨夜は映画に行くつもりだったけど、雨が降り始めた。)
→映画を見に行こうと単に決めていた(誰かに期待されていたわけではない) - They were going to have a party next weekend, but it got canceled
(彼らは来週末にパーティーをする予定だったけど、中止になった。)
→パーティを開催するのは義務でもなく、彼らの意図にすぎなかった
「were going to」は予定や意図を表現しますが、それが外部の期待やルールに基づいているわけではありません。
単にそれが義務としてではなく、意図された、つまり「そうしようとしていた」にすぎません。
「○○はずじゃなかったの??」= weren’t you supposed to
相手に対して期待された行動や予定について問いかけるときに使われる表現が「weren’t you supposed to」です。
使われるシーンとしては、ある出来事や行動が予定されていたが、実際には起こらなかった場合や相手が何かをすることが期待されていたが、それが実現しなかった場合、相手が何かを忘れたり、間違った行動を取った場合などに使われます。
- Weren’t you supposed to be at the meeting this morning?
(今朝の会議に出席する予定じゃなかったの?) - Weren’t you supposed to turn in your assignment by noon?
(昼までに課題を提出するはずじゃなかったの?) - Weren’t you supposed to call the client before the end of the day?
(今日中に顧客に電話する予定じゃなかったの?)
これら表現も多く使われるようなので、覚えておくと便利かもしれませんね。
「Weren’t you supporsed to」の質問に対する答え方の例
- Yes, I was supposed to, but I forgot.
(はい、そうでしたが、忘れてしまいました。) - No, I wasn’t supposed to, there was a misunderstanding.
(いいえ、そうではありませんでした、誤解がありました。)
まとめ
大変お疲れさまでした。
本日のまとめです。
「supposed to」という表現は、例えば何かのルールや期待に関連して使われる
- 外からの圧力(例えばルールなど)が働いていて「やることになっている」というニュアンスがある
- 「supposed to」 は 「It is said that」 と同様の意味で使われることがあるが、微妙なニュアンスの違いがある
- 「supposed to」を否定形で使うと、「〜してはならないことになっている」という意味になる
- 「それをやらなければならない…、けれどできなかった」とう場合には「was/were supposed to」を使う
- 相手に対して期待された行動や予定について問いかけるときには「weren’t you supposed to」を使う
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!
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