English

英文法初心者のための「used to」のマスター法

どうも、いちあるです。

本日は「used to」を使った表現を勉強していきたいと思います。

似た表現で「be used to + 名詞」で「○○に慣れている」という表現もありますが、今回は「以前はよく○○した」の表現で使われる「used to」の説明です。

それでは早速みていきましょう!

 

「used to」を使う主なシーン

「used to」 は、過去に行われた習慣や状態を表す際に使用されます。

「昔はよく○○したものだ」などのような表現をしたい場合に「used to」を使うイメージでよいでしょう。

 

  • I used to play the piano when I was younger.
    (若かった頃はピアノを弾いていました。)
  • She used to live in Paris before she moved to Tokyo.
    (東京に引っ越す前はパリに住んでいました。)
  • They used to go hiking every weekend.
    (彼らは毎週末ハイキングに行っていました。)

 

注意したいポイントは、「以前よくやっていた」けれど「今はやっていない」ということです。

「used to」の「to」は「to」不定詞ですので、必ず動詞がきます。この点注意をしておきましょう。

 

いろいろな使い方の「used to」

例えば、「この建物昔は学校だったんだよね~」などの表現も「used to」が使われます。

昔は「○○だった」けど、今はもはや「○○ではない」といった表現でも用いられます。

 

  • I used to be afraid of heights, but now I love hiking in the mountains.
    (昔は高所恐怖症だったけど、今は山登りが大好きです。)
  • She used to work as a teacher, but now she is a freelance writer.
    (彼女は昔は教師をしていましたが、今はフリーライターです。)
  • This building used to be a school, but now it’s being used as an art gallery.
    (この建物は昔は学校だったけど、今は美術館として使われています。)

 

昔は「○○だった」という表現では「used to」のあとに「be」が続きますので、ご注意ください。

 

また、「used to」を単独で用いることもあります。

 

例えば、こんな使い方です。

A:Did you use to play the piano?(あなたはよくピアノを弾いていたのですか?)
B:Yes! I used to! (はい、そうです)

 

「used to」の疑問文に対しては、単純に「used to」で答えることができます。

これも覚えておくと便利です。

 

「used to」の注意すべき使い方

疑問文や否定文

 

「used to」は昔の出来事を振り返って、「よく○○したものだ」と表現をする「過去形」です。

 

ですので、否定形や疑問文では 「did」 を伴います。

 

  • I didn’t use to like spicy food, but now I do.
  •  Did you use to go swimming every summer?

「used to」と現在形との違い

いままで説明をしてきた通り、「used to」 は過去の状態や習慣を表し、現在形は現在の事実や状態を表しています。

  • I used to smoke, but I quit. → (過去の習慣)
  • I am a non-smoker now. → (現在の状態)

「used to」は過去の出来事や状態を強調するのに対し、現在形は単に現在の状況を述べています。

 

used to 現在形
過去の習慣や状態を表す 現在の事実や状態を表す
I used to play the piano. I play the piano. (今も続いている可能性がある)
過去の状態や習慣の変化を示す 現在の状況や習慣を述べる
She used to live in Paris. She lives in Paris.
「used to」は過去形であり、否定文や疑問文では 「did」 を用いる必要がある 現在形はそのまま使う
Did you use to go swimming? Do you go swimming?

 

「used to」と過去進行形との違い

「used to」過去の状態や習慣ですので、「昔はよく○○していたものだ」と表現します。

過去進行形は過去に行われた行動や状態を強調しています。

used to 過去進行形
過去の習慣や状態を表す 過去の特定の時点で行われていた行動や状態を強調
I used to play the piano. I was playing the piano when she arrived.
過去の状態や習慣の変化を示す ある時点で進行していた行動や状態を強調
She used to live in Paris. She was living in Paris when I last saw her.
「used to」 は習慣や状態を強調 過去進行形はある時点での進行を示す
Did you use to go swimming every weekend? Were you swimming when the accident happened?

 

違いを挙げてしまうときりがないのですが、今日は現在形と過去進行形との比較を挙げておきました。

 

まとめ

大変お疲れさまでした。

それでは本日のまとめです。

used toの使い方
解説ポイント 例文
used toの使い方 過去に行われた習慣や状態を表す際に使用。「昔はよく○○したものだ」とする表現
Used toの注意すべき使い方 「used to」は昔の出来事を振り返って、「よく○○したものだ」と表現をする「過去形」。疑問文や否定文では「did」を伴う。
used toの注意すべき使い方2 現在形、過去進行形との違いを理解。上記表を参照。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!
ABOUT ME
ichiaru
30代中盤より英語学習を始め、TOEICスコアを350→825に向上。2000回以上の英会話レッスンを経て英会話力を習得し、外資系企業に転職。現在もさらなる英会話力向上を目指しています。ブログでは、いままでの学習経験をもとに英語の勉強法などを発信中。