どうも、いちあるです。
さて、本日はタイトルの通り「動名詞をとる動詞」というテーマにてお送りしたいと思います。
皆さん、動名詞と聞かれてすぐに答えられますか?
そう、動詞のあとに「ing」がついて動詞の機能を併せ持つ「名詞」のことですね。
英語学習者にとって、動詞と動名詞の関係はしばしば混乱の元となります。
しかし、この重要な文法構造を理解することは、自然な英語表現を習得する上で欠かすことのできない基礎の文法です。
本記事では、そんな「動名詞をとる動詞」に焦点を当て、その基礎を解説します。
動名詞をとる動詞
動名詞をとる動詞には、他の形式(不定詞など)ではなく、動名詞のみを受け入れる動詞があります。
例えば以下のような動詞です。
Avoid: 避ける
✕ He avoids to eat meat.
○ He avoids eating meat.
Enjoy: 楽しむ
✕ She enjoys to swim.
○ She enjoys swimming.
Finish: 終える
✕ They finished to study.
○ They finished studying.
Suggest: 提案する
✕ I suggest to go to the park.
○ I suggest going to the park.
Mind: 気にする
✕ Do you mind to open the window?
○ Do you mind opening the window?
Consider: 考える
✕ We are considering to move abroad.
○ We are considering moving abroad.
一部「enjoy」など例外もありますが、「反復・中断・逃避」に該当するような「ネガティブなイメージ」の動詞が「動名詞しかとらない動詞」になる傾向が多いようです。
最低限おぼえて起きたい「動名詞しかとらない動詞」
よく使われるのが「メガフェプス」という語呂合わせで覚える方が多いようです。
- m: mind ~ing(気にかける)
- e: enjoy ~ing(楽しむ)
- g: give up ~ing(諦める)
- a: avoid ~ing(避ける)
- f: finish ~ing(終わらせる)
- e: escape ~ing(逃れる)
- p: practice ~ing(練習する)
- s: stop ~ing(やめる)
中学英語向けとのことですが、最低限これらをおぼえておけば会話には苦労はしないかもしれません。
数えるときりがないのですが、一応以下の単語&例文一覧を載せておくので余裕のある方は確認してみてください。
以下は動名詞しかとらない動詞、もしくは一般的に動名詞を取る動詞の例です。
\以下をクリックすると例文が表示されます/
動名詞をとる熟語
こちらも種類がかなりありますが、目を通しておきましょう。
こちらも動名詞しかとらない動詞、もしくは一般的に動名詞を取る動詞の例です。
(別記事で紹介をしますが、通常前置詞のあとは動名詞が付加されるのが一般的です。)
- End up – 最終的に~する
- We ended up watching a movie at home. (最終的に家で映画を観ることになった。)
- Look forward to – ~を楽しみに待つ
- I look forward to meeting you next week. (来週お会いできることを楽しみにしています。)
- Give up – ~をあきらめる
- She gave up smoking last year. (彼女は去年たばこをやめました。)
- Keep on – ~を続ける
- Don’t give up, just keep on trying. (あきらめないで、ただ続けてみてください。)
- Be used to – ~に慣れている
- I’m used to waking up early. (早起きには慣れています。)
- Think about – ~について考える
- Have you ever thought about moving abroad? (海外に移住することを考えたことがありますか?)
- Look forward to – ~を楽しみに待つ
- We look forward to hearing from you soon. (お近くからの連絡を楽しみにしています。)
- Be worth – ~の価値がある
- This book is definitely worth reading. (この本は絶対に読む価値があります。)
- Feel like – ~したい気がする
- I feel like going for a walk. (散歩に行きたい気がします。)
- Be capable of – ~する能力がある
- She’s capable of handling any situation. (彼女はどんな状況でも対処できる能力があります。)
上記以外にも、「carry on(実行する)」や「put off(延期する)」などがあります。
動名詞を使った完了表現
動名詞しかとらない動詞において、すでに完了した行為を表現する場合、通常は「having + 過去分詞」の形式を使用します。
これは過去完了の形式です。具体的な文構造は次の通りです
having + 動名詞 + 過去分詞
- I avoid having ate junk food.
(私はジャンクフードを食べ終わった) - She enjoyed having read novels.
(彼女は小説を読むことを楽しんだ)
まとめ
大変お疲れさまでした。
本日のまとめです。
- 「反復・中断・逃避」に該当するような「ネガティブなイメージ」の動詞が「動名詞しかとらない動詞」になる傾向が多い。
- 「メガフェプス」という語呂合わせで最低限の「動名詞しかとらない動詞」をおぼえることができる。
- 動名詞しかとらない動詞において、すでに完了した行為を表現する場合、通常は「having + 過去分詞」の形式を使用する。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!