どうもいちあるです。
みなさんは身近に天才と呼ばれるような人がいますか?
そもそも、天才ってなんなんですかね?
何かを発明した人。学問を究めた人?それとも…
そう!今日はそんな「天才」についての話を記事にまとめていきたいと思います。
この記事はこんな人におススメです
- 努力のやり方がいまいちわからない
- 効率の良い努力の方法を知りたい
なお、本日の記事は「山口真由 著 『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。(扶桑社 2018年』」の書評となっておりますのでご理解をお願いいたします。
【天才とは?】あなたは正しい努力ができていますか!?
さて、本日紹介する著書「山口真由 著 『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。(扶桑社 2018年』」ですが、すごい方の著書となっています。
なにがすごいかというと、山口真由さんの経歴です。
東京大学主席で卒業、大学在学中に司法試験に合格しさらに翌年に公務員試験をも合格。
そんなすごい方の実体験をもとに、努力に関する「37のメソッド」がとても分かりやすく解説されています。
天才とは努力を継続できる人なのか?
筆者は、たいした経歴を持ち合わせてはおりませんが、一般的に努力とみられるような勉強をほぼ毎日継続しています。ただし、それを努力と感じているかは別として。
すくなからず、そのおかげで通信制ではありますが働きながらに大学を卒業することもでき、そこそこ名の知れた資格にも合格をすることができています。
「努力」とはコツコツと何かを継続できる人のことであり、実はこういった「努力」こそが「天才」に近づくための唯一の方法であると思っています。
この著者の山口さんも、司法試験の勉強期には睡眠時間は1日3時間とし、幻聴が聞こえるまで勉強をしたそうです。
とても素晴らしい経歴をもち、筆者を含め平凡な人からしてみれば「天才」と呼ばれてもおかしくはない方ですが、著書の中でも「自分は生まれながらの天才ではない」に近い表現をしています。
努力に対しての向き合い方や、正しいやり方でだれよりも努力をされている。
だからこそ、まわりから称賛される経歴を持つことができたのだと思いました。
つまり、誰でも正しいやり方で努力を継続できれば「天才」になれる。そういった方法論がこの著書にちりばめられております。
どこまで努力をすればいいのか?努力は〇〇にとどめておく
あなたの目標はなんですか?
- TOEICでいい点数をとる
- 何かの資格試験を突破する
- スポーツ競技で入賞を目指す
どれも立派な目標です。
そして、どれも実現の可能性が高い。
そう。努力は実現の可能性が高い目標でとどめておくべきなんです。
例えば以下を考えてみてください。
- TOEICで900点以上をとる
- 何かの資格試験を9割で合格する
- スポーツ競技で1位を目指す
どうですか?一気にハードルが高くなったように思いませんか?
みなさんもお気づきかと思いますが、何かで0から8割以上の出来を生み出すことよりも、8割から10割の出来に持ち上げることは数十倍難しいんです。
その反面、9割以上の出来を求められることはほとんどない…。
資格試験の合格基準もおおよそどの試験も8割付近が合格ライン、TOEICが昇格基準や入社選考の基準になることがありますが、そのラインもおおよそ8割付近。
決して9割以上を目指すことを否定しているわけではありません。ただ、9割以上の成績を残すためには努力に加えてある程度のセンスも必要になってくると思うのです。
逆を言えば8割以上を目指すことであれば努力でカバーできる。そして、社会的な評価やその道で求められる知識もOK!ということが多いんです。
著書の中でも「上位3分の1を目指すための努力」を求めています。
得意なことだけ努力をすればいい
「苦手なことを努力で克服する」
一見きこえはいいですが、実は著書のなかではあまり推奨されていません。
ある程度努力でカバーできる程度の「苦手」であれば、努力をする価値はあると思います。
ただ、「どうしても克服できない苦手なこと」ってないですか?筆者の場合、とにかくクレーム対応が苦手でいろんな本を読み、セミナーにも参加しました。そして結果として得られたのは付け焼刃の知識。
正直、お金と時間の無駄になりました。
誰でも、「ものすごい劣勢な能力」があります。
そのようなEランクの能力をAランクにあげる努力をするのであれば、Bランクの能力をAランクにあげる努力をした方がよっぽど報われる。そして再現性も高いんです。
だから、何に対して努力をすればいいかを悩んでいる人は、できそうなことや得意なことに対して努力をすべきなんです。
苦手を克服するのではなく、得意を伸ばす努力こそ有効な努力といえるのではないでしょうか。
正しい努力のやり方について
同じ教材は繰り返す
結論から言うと、教材は広く集めるよりは「これ」と決めた教材を選び、それを深く勉強すること。
筆者も大学時代、教授からアドバイスをいただいたことがあります。
「教本選びには読みやすいものを1つ2つ購入して、深く読み込みなさい」と。
筆者は、心配性な気質があるためどうしてもあれもこれもと教材を買い集めてしまうことがあります。
その結果、どれも浅い知識で次の教材へ移る。だから、定着しない。
こんな悪循環が起きてしまうんですよね…
そして、もう一つ大きな悪影響が「やったつもりに」なってしまう。
教材を手広くしてしまうことによる、もっともよくないと思われる影響はこれです。
- 10冊読み終わった。大変だったな。
- こんなに、努力しているから試験は受かるだろう
- 試験に不合格
- なんでこんなに努力をしているのに合格しないのだろう。
- 読んでいる教材の量が足らないのだろう
- 追加教材を購入
こんな悪循環が起きえます。
幅広く教材を買うのであれば、少ない教材を何度も繰り返すようにします。
心配症のかたが不安になろうかとおもいますが、いちばん効果があります。
小さな成功を積み重ねる
著書の中では、ほんとうに小さな成功体験の積み重ねをすすめています。
その理由は、「モチベーションの持続」です。
例えば、ボールペンを使い切る。
- 「こんなに勉強したんだ…」
- 「よし、次も頑張ろう!」
なお、筆者の場合は「記録を取る」でした。
レコーディングダイエットなるものが一時期はやったことがありましたが、それを勉強で応用する。
例えば、アプリをダウンロードし勉強の時間を記録するんです。
「あっ!今日は5時間も勉強した。よく頑張ったな」
と何度も自分に刷り込ませると、明日もそしてその次の日も継続しよう、という気が起きます。
そして、いつしか勉強をしない日が気持ちが悪くて仕方なくなる。
ここまでくれば、習慣化できたといえるでしょう。
よく、自分の勉強風景をYoutubeにアップされる方もいらっしゃいますが、あれも勉強の記録に近いものがあります。
どうしても勉強が継続できない人は実践してみてください。
努力の環境
著書の中には、勉強する場所を定期的に変更することを推奨しています。
例えば、家だけではなく喫茶店で勉強をし、ある一定時間を経過したら、また違う喫茶店に移るという具合です。
筆者の場合、勉強は自宅だけで基本的に外では行いません。
理由は2つあり、「移動時間がもったいない」「自宅が一番集中できる」です。
確かに勉強が継続できない人には向いていると思われますが、ある程度勉強が継続できる人の場合は自宅での勉強1本でも良いのではないでしょうか。
もう一つ努力の環境として、重要な要素は「いつ勉強をするか」です。
著書では朝の勉強をすすめています。
筆者も大賛成です。
勉強するのであれば、絶対に朝が効率がいいです。
夜の場合、仕事から帰宅した場合がほとんどかと思います。
そこから、勉強を始めると集中できない。
体も頭も疲労困憊だからなんですね。だからこそ一日の中で一番体力のある、朝に勉強することで効率よい勉強をすることができます。
ただ、どうしても朝が苦手という人もいます。
そんな人は、いろいろな目覚ましグッズがあったりするのでそれらも試してみるといいでしょう。
筆者も完全夜型でしたが、これらを使うことによって朝方にシフトすることができました。
努力のやり方のまとめ
筆者がこの著書を読んで、「いいな」と思うものを抜粋しました。
こんな感じです。
- ゴールは上位3分の1を目指す
- 長所を伸ばす
- 同じ教材を繰り返す
- 小さな成功体験を積み重ねる(記録をとるなど)
- 勉強の場所を変える(人によって)
- 朝に勉強をする
楽をして、結果をえることはできない。
結局のところ努力とは、苦労を伴います。楽な努力は努力とは言えないですよね…。
ただ、努力を楽しくすることはできます。
努力が苦手な人は、努力を努力と思わない工夫、そして習慣化を心がけて効率よく勉強をしてみてはいかがでしょうか。
それでは今日はこの辺で!