簡単に覚えられる単語もあれば、全然覚えられない単語も結構あって…
確かに僕も英単語を覚えるには苦労したよ…、でもある方法を取り入れたら格段に効率が上がったから今日は少しその方法を紹介してみようか?
という事で、今日は私なりの英単語の覚え方についてご説明してみようと思います。
“脳”の構造に沿った工夫を取り入れた覚え方なので筆者的にもおすすめの方法です。なかなか英単語が覚えられない…そんなかたは是非試してみてください。
【英語初心者必見】いちある流 英単語の覚え方
たくさん覚えるには脳をだます必要がある
だから、海馬に「これは必要な記憶だ!」と思わせることが記憶の定着には必須なんだよ!
とまあ、英語とは少し関係のない話から始まりましたが、英単語を覚えるうえでは結構重要なことで、筆者も脳の記憶の仕組みを理解したあと、それを忠実に再現したところ格段に英単語の定着力の向上を実感することができました。
ちなみに今回の英単語の覚え方は「池田義博 著 『世界記憶力グランドマスターが教える脳に任せる勉強法(ダイヤモンド社 2017年』」を参考に取り入れたものです。
- ながら勉強はせず、集中できる環境を整えてあげる
- 復讐の回数を増やす、何度も同じことを繰り返す
- 勉強を楽しもうとする姿勢
まずは、この環境を整えてあげることが前提条件となります。
しかし、単純に集中する、回数をこなす、勉強を楽しむだけでは正直難しいです。
筆者も集中して、何回も復讐して、楽しんだやったけれど結局覚えられない単語がいくつも出現して、どうしてもそれだけは覚えられませんでした。
実はそこに大きなヒントが隠されていたんです。
覚えられる単語と覚えられない単語
英単語を覚えようとしたとき、皆さんはどんな覚え方をしているでしょうか?
筆者の場合は、単語カードアプリを使い初見の英単語を書き溜めて「スキマ時間に繰り返し解く」という手法を使って覚えてました。
しかし、あるときふと気が付いたんですね…
初見の単語であっても、ほんの数回繰り返して覚えられる単語と数十回と繰り返しても全く覚えられない単語があるということに。
そうなんです。単語には覚えやすい単語と覚えにくい単語があったんです。
例をあげると以下のような感じです。
- kneel (ひざまづく)
- rob(奪う)
- robbery (強盗)
- tip (先端)
- pushchair (ベビーカー)
- interest (権利、利益)
- throne(王座)
- deceive (奪う)
- have something to do with (…と関係がある)
- regard (みなす)
まあ、ここは個人差もあるんでしょうけれど…
なんでこんなに覚えられない単語があるんだろう…とふと考えた時に、あったんです!!規則性が!覚えられない単語の!!
それはずばり、「頭の中でイメージしやすい単語(もしくは熟語)であるか否か」でした。
イメージしにくい単語
筆者にとってイメージがつく単語とは、日ごろニュースで聞く単語や、仕事でよく使うような単語でした。
こういったイメージがしやすい単語は、単語だけながめていただけであったとしても、「スッ」と頭に入ってきてくれました。
かわりに、普段絶対につか合わないような単語や、接続詞、副詞などは単語単体ではイメージしにくく、何度となく単語を覚えようと集中をしたとしてもまったく定着しませんでした。
脳は性質上、意味のないものを覚えるのを非常に苦手としているそうです。
筆者にとって「イメージしにくい単語」は「単なる記号」に過ぎなかった…、それこそがなかなか単語が覚えられない原因となっていたことに気がつきました。
英語初心者でも語彙力が格段に上がる3つ方法
その1 まずは単語の音を覚える
まず最初は、単語の「音」を覚えましょう。
単語帳や書店で売っている単語集など、まずは定評のある教材を購入してみてください。
ここで、注意すべきは掲載されている単語の音声が聞ける教材を購入してください。ネットもしくはCDがセットになったものを購入しましょう。
聞き流す感じでもよいので、発音をしっかり定着させましょう。
そのあとは単語の意味、品詞は何か、などを確認しながら単語の暗記を始めてください。
覚えられないものは気にせず、可能な限り早いペースで単語帳を繰り返してください。この段階では、「覚えられる単語と覚えられない単語」の仕分けをします。
つまり、覚えられない単語をピックアップすることに意味があると思ってください。
その2 覚えられない単語は文で覚える
ここからが、覚えられない単語を覚えるコツになります。
覚えられない単語を使って、なるべく短い文を作ってください。できる限り、自分がイメージしやすい文がいいです。
文をうまく作れそうもない人は、単語とその用法が文となって、単語とセットで掲載されている教材を買いましょう。
コツは動き、形、気持ちなどイメージをしながらその文を音読してみてください。脳は音声の方が映像よりも記憶に残りやすいという特性があります。
見る・考える・話す・聞くなど多くの感情を利用した方が絶対に覚えやすいので、そのようにしてみてください。
その3 それでも覚えられない単語は絵を描く
文にしても覚えられない単語は、「絵」を使ってタグ付けをします。
あまり凝った絵でなくてOKです。「覚えられない」と思った単語のとなりに落書きをします。
棒人間をかいたり丸や線、点などで簡単なイメージ図を書いてみましょう。
ボールペンやシャーペンなど黒一色でもいいですが、3色ペンなどを使って色分けするとより効果的です。
「この単語なんだっけ??」となったとき、「絵」が呼び水となって「思い出す力」のサポートをしてくれます。
努力で覚えようとはせず、「思い出すためのコツ」を身につけるようにしてください。
おススメの単語帳
筆者のお勧めの単語帳を紹介しておきます。
「環境」「教育」「政治・国際情勢」「司法」「科学・テクノロジー」など8つの分野から単語がピックアップされ、各分野の最後に単語を用いた英文が掲載されています。
単語単体ではなく、文で覚えることができるため単語のイメージが定着しやすいです。
収録単語が多く、付属でCDがついていたり、音声をダウンロードすることができるため、スマホにダウンロードしておけば聞き流しながら発音を確認することができます。
また、単語に対して用法がわかるような文(短い文)がセットになっているためこちらもまた英単語のイメージが定着しやすいです。
おまけでこちらも紹介しておきます。
TOEICの単語帳といったら間違いなくコレです。長く使うなら、上の2本の教材をおすすめしますが、TOEICを受験する予定があるのであればこの教材は必須です。
後悔は絶対しないですね!
まとめ(英語初心者 英単語の覚え方)
今日は、記憶の仕組みを理解したうえで、英単語の効率的な覚え方を紹介しました。
やりやすい、やりにくいなどはあると思いますが、筆者は今でもこの方法で英単語を定着させています。
語彙力を上げることは容易なことではないですし、決して楽しいものではないからこそ、
「どうやったら簡単に覚えられるか?」
「どうやったら楽しく覚えられるか?」
このあたりを工夫してあげる必要があると筆者は考えています。
楽しさ、嬉しさ、驚きなどの感情は、記憶を定着させる重要なエッセンスです。
今以上に効率的な、そして楽しい方法が発見できたらまたご紹介できたらと思っております。
それでは今日はこの辺で!