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未来の予測と意思表明:「will」と「be going to」の使い分け

どうも、いちあるです。

本日は「will」と「be going to」の違いについてお伝えをしていきます。

 

すでに「will」も「be going to」も別の記事で紹介をしておりますので、そちらのまとめとして再度作成をしております。

 

両方とも未来を表す表現ですが、おそらく、この二つの違いに悩まれるかたが特に多いと思いますので、改めて解説をしていきます。

 

過去の関連記事については以下をご参照ください。

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「今決めました!」を表現する「will」

「will」は予定していなかった普遍的な状況に対し、「今、決定した」行動に対して使われます。

例文を挙げていきます。

A: Can you pass me the salt, please?
A: 塩を取ってもらえますか?

B: Sure, I’ll get it for you. 
B: もちろん、取ってきます

Bさんは、Aさんから言われて「今」塩を取りに行こうと意思表示しています。
すでに前から塩を取りに行こうと決めていたわけではありません。

 

A: The party starts at 7 p.m.
A: パーティーは午後7時に始まります。

B: I’ll be there on time.
B: 時間通りに行きます。

Bさんは、Aさんから言われて「今」パーティに行こうと意思表示しています。
すでに前からパーティに行こうと決めていたわけではありません。

 

この「今」というニュアンスが「will」にはあると理解してください。

 

「will」は未来の予測で使う

「Will」は一般的な未来の予測を表す場合に使われます。

 

例えば、天気予報や自然現象の予測、人々の行動や出来事の予測、自分自身や他人の意思や意向の予測など、話し手の知っていることや、そう信じていることなどが「will」を使って表現されます。

 

  • It will rain tomorrow.
    (明日は雨が降るでしょう。)
  • I think she will arrive at 10 o’clock.
    (彼女は10時に到着すると思います。)
  • He will probably pass the exam.
    (彼はおそらく試験に合格するでしょう。)

 

 

「be going to」のイメージは「決定済み(already decided)」

いちある
いちある
「be going to」は、すでに決まっている予定などを表現する場合に使うんだ!基本的な意味とか使い方を少し説明していくよ!

「be going to」はすでに予定が決まっている場合に使われます。

 

イメージは「alredy decided」。ただ、「already decided」だけれど、まだ準備まではしていない可能性もある、「arranged」までしているかもしれないし、していないかもしれない

 

  • They are going to watch a movie tonight.
    (彼らは今夜、映画を見るつもりです。)→「映画を見ることは決めているけど行くかどうかはわからない」
  • They are going to play soccer tomorrow.
    (彼らは明日、サッカーをするつもりです。)→「サッカーをすることは決めているけどするかどうかはわからない」
  • She is going to visit her grandparents next week.
    (彼女は来週、祖父母を訪ねるつもりです。)→「訪ねることは決めているけど行くかどうかはわからない」

 

「be going to」では彼らの意思や計画が示されています。日本語で表現する場合、「だろう」くらいの不確実性があっても良いかもしれません。
※ ただし本来「だろう」は「might」なのでそこまでの不確実性はありません。あくまでイメージです。

 

「wll」と「be going to」の比較

まず、「be going to」を使う場面ですが、こちらは「will」に比べると「きっと起こるだろう」という確実性が高い場合に使われます。

 

なぜかというと、現時点では「すでに予定が決まっている」状態ですので、今の状況を踏まえて将来はどうか?を判断しているからです。

 

 

 

対して「will」は「今決めた」または「未来の予測」がイメージですから、今の状況は踏まえません。過去の状況や特徴を踏まえた判断をするときに「will」が使われます。

 

  • He is likely going to be late for the meeting.
  • He will probably be late for the meeting.
    (彼はおそらく会議に遅れるでしょう。)

いずれも、ほぼ同義なのですが「be going to」を使った文は「彼から電話から遅れると電話があったため」遅れるだろうと判断しています。

「will」を使った文は「彼は遅刻常習犯のため」今日も遅れるだろうと判断しています。

 

  • The bus is going to be delayed due to the heavy traffic.
  • The bus will  be delayed (because this road gets crowded every morning).(バスは重い交通渋滞のために遅れるでしょう。)

こちらも同様で、「be going to」を使った文は「今、まさにバスが渋滞にはまっているため」現状を踏まえて遅れるだろうと判断しています。

「will」を使った文は「毎日遅れている事実に基づいて」今日も遅れるだろうと判断しています。

 

このニュアンスの違いが「will」と「be going to」にはあります。

 

まとめ

お疲れさまでした。

本日のまとめです。

will vs be ging to
will ① 「will」は予定していなかった普遍的な状況に対し、「今、決定した」行動に対して使われる。
will ② 一般的な未来の予測を表す場合に使われます。ただし、第三者が決めていた予定や計画を「will」を使って説明することはできない。
be going to 「be going to」は計画や意思を強調しています。つまり、決定済みの予定を表すときに使われます(準備まではしていない可能性もある)。
「will」VS「be going to」  「be going to」を使う場面は、今の状況を踏まえて将来はどうか?を判断している。対して「will」は「今決めた」または「未来の予測」がイメージのため、今の状況は踏まえない。過去の状況や特徴を踏まえた判断をするときに「will」が使われる。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた!

 

ABOUT ME
ichiaru
30代中盤より英語学習を始め、TOEICスコアを350→825に向上。2000回以上の英会話レッスンを経て英会話力を習得し、外資系企業に転職。現在もさらなる英会話力向上を目指しています。ブログでは、いままでの学習経験をもとに英語の勉強法などを発信中。