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【初心者にもわかりやすい】:直接話法と間接話法の違い part2



どうも、いちあるです。

それでは直接話法と間接話法の「part2」ということで前回に引き続いて説明していきたいと思います。

本日は、間接話法で時制が変化しないケースを説明し、そのあとはsaid(say)以外の動詞「tell」についても触れていきたいと思います。

まだ「part1」を読まれていない方はそちらも併せて読んでみてください。

時制の変わらない「間接話法」

間接話法を用いても時制が変わらない場合もあります。

例えば、誰かが言った事柄が普遍的な真実や一般的な事実である場合です。このような場合、時制の変更は必要ありません。

例えば、以下の文は間接話法でも時制の変更が必要ありません。

直接話法: “He said, ‘The sky appears blue during the day.'”

間接話法:He said that the sky appears blue during the day.

この文では、「日中は空は青い」ということを意味していますが、この事実は現在でも変わらないため、時制の変更は通常は必要ないんですね。

また、この「普遍の原則」は一般的な事実に限らず、例えば「”仕事が退屈だ”って彼が言いていたよ(も彼は退屈と感じているみたいだけど)」のような事実に対しても働きます。

直接話法: “He said, ‘My Job is boring'”

間接話法:He said that his Job is boring.

そのほかにも「love」や「want」などの動詞はこの原則が働きやすいので、注意をしてください。

実際の事実と異なる場合の間接話法

誰かが言った事柄が、実際の事実と異なる場合を間接話法で表す場合もあります。

それは、報告された情報と実際の状況が一致しない場合に使用されます。

例えば、”お母さんは「お父さんが家にいる」と言いっていたけれど、確認したらお父さんいないし…”というような場面で使われます。

a while ago

いちある
いちある
Do you know where Dad is?
はなちゃん
はなちゃん
He’s at the library.

ichiaru later went to the supermarket and found Dad there.

いちある
いちある
Wait, why are you here? Mom said you were at the library.

イメージとすると以上のような会話です。

最後の会話に注目してください。

文書後半が間接話法ですが、誰かが言った事柄が、実際の事実と異なる場合も過去形が使われます。

  • Wait, why are you here? Mom said you were at the library.

間接話法は一般的な使い方としても、時制を変化させますのでこの辺りはあまり深く考えなくてもよいかもしれません。

「tell」と「say」の違い

間接話法でよく使われる表現として「say(said)」のほかに「tell」という単語があります。

意味としては非常に近いものがありますが、使い方に注意が必要です。

「tell」は、誰かが誰かに何かを伝えるときに使用されます。通常、「tell」 の後には受け手が明示されます。

tell somebody

  • Please tell your opinion on the matter to us. (×)
  • They told about their trip to Japan to us. (×)

  • She told me her secret.
    (彼女は私に彼女の秘密を話した。)
  • 正しい: He told his children bedtime stories every night.
    (彼は毎晩子供たちに寝る前の物語を話した。)

「tell」 は誰かに何かを伝えることを強調すしたい場合に使われるので、以上のような形式をとります。

なお、「say」を使って「誰かに○○を伝える」という場合は以下のような文になります。

  • She said her secret to me.
    (彼女は私に彼女の秘密を話した。)
  • He said bedtime stories to his children every night.
    (彼は毎晩子供たちに寝る前の物語を話した。)

「somebody」がどの位置にいるかに注目してください。

「to不定詞」を使った間接話法

「tell」と「to不定詞」を組み合わせ、間接話法の形式をとることができます。

この場合一般的には「tell」や「ask」などの動詞が使われます。

直接話法の各文を間接話法にしたものを対比で載せておりますので、違いを確認してください。

直接話法
  1. She said, “Don’t forget to buy some milk on your way home.”
  2. He said, “Remember to call me when you arrive.”
  3. She said, “Be sure to lock the door before you leave.”

間接話法
  1. She told him to buy some milk on his way home.
  2. He told her to call him when she arrived.
  3. She told them to lock the door before they left.

まとめ

大変お疲れさまでした。

本日のまとめです。

直接話法vs間接話法
  • 誰かが言った事柄が普遍的な真実や一般的な事実である場合、時制の変更は必要ない。
  • 誰かが言った事柄が、実際の事実と異なる場合も過去形が使われる。
  • 「tell」は、誰かが誰かに何かを伝えるときに使用され、通常、「tell」 の後には受け手が明示される。
  • 「tell」と「to不定詞」を組み合わせ、間接話法の形式をとることができる。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた!

ABOUT ME
ichiaru
30代中盤より英語学習を始め、TOEICスコアを350→825に向上。2000回以上の英会話レッスンを経て英会話力を習得し、外資系企業に転職。現在もさらなる英会話力向上を目指しています。ブログでは、いままでの学習経験をもとに英語の勉強法などを発信中。