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英文法 知覚動詞:「see + 人+動詞の原形」 VS 「see+人+動名詞」の使い分け

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どうも、いちあるです。

本日は「知覚動詞」について解説をしていきます。

知覚動詞は、人間の五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を表現する動詞のことですね。

例えば、hear、see、wathcなどが知覚動詞に該当します。

実はこれらの知覚動詞には、少し使い方の癖のようなものがあります。今日はそのあたりを解説していきたいと思います。

本日の記事を読んでいただければ、「知覚動詞」についてより一層理解が深まると思います。

最後までお付き合い宜しくお願いいたします。

知覚動詞とは

例えば、「見る」、「聞く」、「感じる」、「嗅ぐ」などが知覚動詞の代表的な例です。

  1. 視覚(見る): see, watch, look, observe
  2. 聴覚(聞く): hear, listen, eavesdrop, overhear
  3. 触覚(感じる): feel, touch, sense, perceive
  4. 味覚(味わう): taste, savor, sample, try
  5. 嗅覚(嗅ぐ): smell, sniff, scent, inhale

この知覚動詞を使う際、使役動詞と似たようなルールがあります。

知覚動詞としては、「someone(人)」の後には一般的には「to不定詞」が続きません

例えば、「I saw someone walk past」のように、「walk」の原形が続きます。

  • She saw someone approach the door and knock.
    (彼女は誰かがドアに近づき、ノックするのを見た。)
  • They felt someone touch their shoulder and then run away.
    (彼らは誰かが肩に触れ、そして逃げるのを感じた。)
  • He heard someone call his name from across the street.
    (彼は通りの向こうから誰かが彼の名前を呼ぶのを聞いた。)

「ing」形をとる知覚動詞

先ほど、知覚動詞+「人」+「動詞の原形」と解説しましたが、この構文以外にも、知覚動詞+「人」+「動名詞」でも文を構成することができます。

  • I heard someone singing in the park.
    (私は公園で誰かが歌っているのを聞いた。)
  • She felt someone tapping her on the shoulder.
    (彼女は誰かが肩を軽く叩くのを感じた。)
  • They smelled someone cooking something delicious nearby.
    (彼らは近くで誰かが美味しそうなものを料理している匂いをかいだ。)

このあと詳しく解説をしますが、「誰かの行為の途中(一部)」を見ている、聞いているなどのニュアンスが生まれます。

「see + 人+動詞の原形」 と 「see+人+動名詞」の違い

実はここがモノすごく重要なところです。

英語初心者の方は理解しているようであまり理解できていない点ではないでしょうか?

「see + 人+動詞の原形」が完全な行動(初めから終わりまでを見たとき、一方で「see+人+動名詞」が行動の一部を見たときに使われる表現です。

少しわかりやすい例をあげます。

  • 彼が家から出て、自転車に乗り、パーティー会場に向かうのを目撃した。

例えば上記のような文の場合、「see + 人+動詞の原形」 と 「see+人+動名詞」のどちらが適切でしょうか??

正解は「see + 人+動詞の原形」を使います。

  • I saw him leave the house, ride his bike, and head towards the party venue.

私は彼の行動の一部始終(最初から最後まで)を見ているわけですね(ストーカのようですが…)。

逆に、「see+人+動名詞」の場合は行動の一部を見たときに使われますので、カメラでその場面をとったような「見かけた」の意味が込められています。

  • I saw him walking towards the party.
    (彼がパーティーに向かって歩いているのを見た。)

「知覚動詞+人+動名詞」の形式しかとれない知覚動詞がありますのでご注意を!

例えば、「smell」「find」などは「see + 人+動詞の原形」をとることができません

まとめ

お疲れさまでした。

本日は以上となります。

知覚動詞
  • 「見る」、「聞く」、「感じる」、「嗅ぐ」などが知覚動詞の代表的な例
  • 知覚動詞としては、「someone(人)」の後には一般的には「to不定詞」が続かない
  • 知覚動詞+「人」+「動詞の原形」の構文以外にも、知覚動詞+「人」+「動名詞」でも文を構成することができる
  • 「see + 人+動詞の原形」が完全な行動(初めから終わりまで)を見たとき、一方で「see+人+動名詞」が行動の一部を見たときに使われる

最後まで読んでいただき上がとうございました。

それではまた!

※ 使役動詞については以下で解説してますので合わせて読んでみてください

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ABOUT ME
ichiaru
30代中盤より英語学習を始め、TOEICスコアを350→825に向上。2000回以上の英会話レッスンを経て英会話力を習得し、外資系企業に転職。現在もさらなる英会話力向上を目指しています。ブログでは、いままでの学習経験をもとに英語の勉強法などを発信中。