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どうも、いちあるです。
本日は「数量詞」、much、many、little、fewの説明についてです。
以前、可算名詞と不可算名詞のところで一度説明してますので、まだ記事を読まれていない方はそちらの記事も併せて参考にしてみてください。
英語を勉強していると、「much」と「many」の使い分けはに頭を悩ませる瞬間があると思います。
それもそのはず、日本語では「たくさん」という意味の言葉が一つしかないため、英語での微妙な区別が理解しづらいからです。
同様に、「little」と「few」の違いも、日本語では一般的には区別されません。
本日はそのあたりをもう一度詳しく見ていきたいと思います。
可算名詞と不可算名で使われる「数量詞」
以前の記事でも書きましたが、一般的に「much」と「little」は不可算名詞(数が数えられない名詞)に使い、「many」と「few」は可算名詞(数が数えられる名詞)に使います。
- I don’t have much time.
(あまり時間がありません。) - There is little milk left in the fridge.
(冷蔵庫にはほとんど牛乳が残っていません。)
- I have many books.
(たくさんの本を持っています。) - There are few people in the room.
(部屋にはほとんど人がいません。)
可算名詞と不可算名詞ともに使うことができる数量詞として、「a lot of」「plenty of」「lots of」などがあります。
- I have a lot of friends.(たくさんの友達がいます。)
– 可算名詞(”friends”)に対して使われています。 - There is plenty of water in the bottle.(ボトルには十分な水が入っています。)
– 不可算名詞(”water”)に対して使われています。 - She has lots of experience in that field.(彼女はその分野でたくさんの経験があります。)
– 不可算名詞(”experience”)に対して使われています。
「much」は否定文で使われる
「much」 は一般的に否定文や疑問文で使われることがより一般的です(肯定文でまったくつかわれないということではありません)。
- He doesn’t have much money.
(彼はあまりお金を持っていません。) - Is there much interest in the project?
(そのプロジェクトには多くの関心がありますか?)
一方で、肯定文ではより自然な表現として 「a lot of」や 「plenty of」、「many」が使われる傾向にあります。
△「There is much food on the table.」
○「There is a lot of food on the table.」
“as much”、”too much”、”so much” は、肯定文で使われることがあります。
- She has as much money as I do.
(彼女は私と同じくらいお金を持っています。) - He ate too much.
(彼は食べ過ぎてしまった。) - She is so much kind.
(彼女はとても親切だ。)
「”little” vs “a little”」「”few” vs “a few”」
「a little」は「little」に「a」が付いただけで意味は大して変わらない…。と思い込んでいませんか?
じつは、「little」も「few」も「a」がついただけでまったく意味が変わってしまいます。
「little」もしくは「few」:
- 少ない量や程度を強調し、不十分であることを表しています。
- 「He has little experience.」は「彼にはほとんど経験がありません」というネガティブな意味になります。
「a little」もしくは「a few」:
- 少しの量や程度を意味し、あまりネガティブな印象を与えません。
- 「He has a little experience.」は「彼は少しの経験を持っています」という意味になります。
- There is a little hope that the situation will improve soon.
(状況がすぐに改善する希望は少しあります。) - She received a few emails from her colleagues congratulating her on the promotion.
(昇進を祝う同僚からの少しのメールを受け取りました。)
「a few/littel」より少なく、かつ否定的な印象を与えたくない場合は、「ほんのわずかの…しかない」を表現する、「only a few/littel」を使って表現することができます。
- He added only a little sugar to his coffee to sweeten it.
(彼はコーヒーにほんの少しの砂糖を入れて甘くしました。) - I bought only a few apples at the grocery store for a healthy snack.
(スーパーでほんの少しのリンゴを買って、健康的なスナックにしました。)
まとめ
大変お疲れさまでした。
本日のまとめです。
- 般的に「much」と「little」は不可算名詞(数が数えられない名詞)に使い、「many」と「few」は可算名詞(数が数えられる名詞)に使う
- 「much」 は一般的に否定文や疑問文で使われることがより一般的である
- 「little」も「few」も「a」がつく(a little, a few)と、「ほとんどない」というネガティブのイメージが「少しある」というニュアンスに代わる
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた!
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